第158話 7月31日(月)レボ部の仕事その11-3
次は佐々木と美子ちゃんのB者での営業です。
営業部長:これは阿曽部コーポレーションの方ですね。
佐々木:はい。佐々木といいます。
神山:私は神山と言います。
営業部長:で、用件は。
佐々木:わが社で開発したマインドスメルという商品を売っていただきたいです。
営業部長:なるほど。そこのお姉さんの匂いがそうなんだね。
神山:はい。
営業部長:で、なんで高校生の君たちが仕事をしているのかい?
佐々木:これは夏休みは仕事をしようという我々薫風学園レボ部の方針なんです。
営業部長:なるほど。で、なんでそういう方針を立てたのかい。
佐々木:自分を変えるためです。
営業部長:で、仕事しているんだね。で、モットーは?
佐々木:楽しくやることです。
営業部長:なるほど。モットーをもっと教えてくれないか?っておやじギャグだな。
神山:はい。人生は勉強だと思っています。この営業は社会勉強なんです。
営業部長:なるほど。で、普段は何をしているのかい?
佐々木:いろいろやっています。
営業部長:で、この商品はどのようなものなのかい。
神山:癒しの匂いです。この匂いで幸せな気分になれます。
営業部長:確かにいい匂いだ。
佐々木:後はこの匂いでみんなとなかよくやっていける可能性が増えると思います。
営業部長:なるほど。凄いのを開発したなあ。
神山:この匂いで世界が救われるかもしれないというのは大げさですが、この香りで殺意は消えます。
営業部長:そうだなあ。この会話も匂いのおかげで円滑に進んでいるのかな?そうだとしたら凄い商品だ。営業にも使える。
佐々木:どうですか?おひとつ試供品を置いていきますがいかがでしょう。
営業部長:わかった。わが社で検討しよう。
佐々木:ありがとうございます。
と、佐々木と美子ちゃんの営業は終わった。
佐々木:なんか営業ってこんなに簡単なのか?
神山:これは阿曽部コーポレーションの力とこのマインドスメルの力よ。
佐々木:これって凄いなあ。
神山:運気も上がるみたい。
佐々木:だが、いつものギャグが出てこなかったな。
神山:これは仕事だからね。ギャグより仕事優先だからね。
佐々木:でも、マインドスメルを信一さんにあげたいなあ。
神山:そうよね。マインドスメルは匂いで病気が緩和されるからね。
佐々木:なんか恐ろしい商品だなあ。
と佐々木と美子ちゃんの会話はこの辺で終わります。
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