第157話 7月31日(月)レボ部の仕事その11-2

 と、まずは助と愛ちゃんの営業から行きましょう。助と愛ちゃんはA社の所へ行った。

マネージャー:ようこそ来て下さった。阿曽部コーポレーションは高校生にも仕事をさせるのですね。

助平:はい。でも、頑張ります。

マネージャー:気楽な気分でいいよ。で、今度の新商品は何だい?

助平:マインドスメルという香りです。

マネージャー:そこのお姉さんの香りがそうなわけだな。

川村:そんなに臭い強いですか?

マネージャー:匂いを嗅ぐ人も癒されるとは凄い商品だ。

助平:で、このマインドスメルを貴社で扱っていただきたいのですが。

マネージャー:なるほど。癒しがメインなのかね。

川村:そうです。この香りで日本中を癒すのもいいと思います。

マネージャー:ほう。そのマインドスメルを日本中で売るつもりか。まあいい、この商品は気分がいい。他社に負けないようにしよう。わかった。うちの会社でこのマインドスメルを売り出そう。

助平:ありがとうございます。

マネージャー:で、これは女性専用かい?

川村:男性ももちろん使えます。

助平:この香りをつけるとモテモテになるかもしれません。

マネージャー:だが、みんなが使ったら逆にこの匂いに気づかなくなるよな。

助平:確かにおっしゃる通りで。

マネージャ:で、1本試供品としてもらえないか。

川村:はい。もちろんです。モテモテになってください。

マネージャー:では、交渉成立だな。契約は後でいいかい。

助平:はい。阿曽部コーポ―レーションの者が来ると思います。

マネージャー:わかった。了解した。今日はご苦労さん。

 と、助と愛ちゃんの営業は終わった。

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