第87話 6月15日(金) ライブの日まであと9日

 今日も放課後、阿曽部の家で雑談が始まります。

佐々木:じゃあ、今日は何を話すかい?

助平:もちろん、助平病についてだ。

秋山:僕はレボ部病。

佐々木:じゃあ、助平病とレボ部病のどっちを話したいか手を挙げてみよう。じゃあ、みんな手を挙げて。

 と、助平病が1票、レボ部病が14票だったんだ。

助平:これって新種のイジメ?

佐々木:というわけで、レボ部病になりきって雑談しよう。

名取:佐々木君。もう、みんな病気だから。

長崎:そして薬として朕の店のラーメンを食べる。

名取:それじゃあ、食中毒でアーメンよ。

長崎:静香ちゃん。それはないじゃん。ちゃんと衛生基準法にのっとって作っているんだぞ。

秋山:そうだね。みんな病気だから薬が必要だね。

阿曽部:じゃあ、僕が薬草を持ってくるよ。

秋山:それってドラクエ?

佐々木:ところで、単なる雑談もアレだから夏の恋愛物語に関連したネタを言おうよ。

神山:じゃあ、結婚式は教会?それともお寺?

助平:美子ちゃんはいきなりエンディングかい。

秋山:エンディングは大事だよ。ある程度イメージしておかなきゃ。

川村:だけどキャラが動いているうちにエンディングが変わるよ。

佐々木:確かに。

助平:ベットシーンはどうする?

名取:ベットシーン入れるの?

佐々木:それだと誰かが犠牲者になるなあ。

秋山:ということは助と愛ちゃんコンビしかないじゃん。

名取:だけど助は主役ってタイプじゃないわよね。水戸黄門でも脇役だし。

助平:結局誰が主役及び犠牲者?

秋山:無理にベットシーンをいれなくてもいいじゃん。

名取:あと、出会いのシーンも肝心よね。

神山:お寺のお墓参りの時に出会うってどう?

秋山:そして出会ったのが霊だった。

助平:清彦。霊の役をやるんだったら足の切断しなきゃいけなくなるじゃねーか。

秋山:なんで?そこまでしなくていいじゃん。布でくるめば足は隠せるじゃん。

助平:清彦。まともに言わないでくれ。俺のボケが墓穴を掘る。

秋山:そりゃお墓だもんね。

名取:助と清彦君のコンビも絶妙だわね。

長崎:朕は腹が痛いぞ。

佐々木:俺も、今のは面白すぎる。なんかライブでやるネタがなくなるんじゃないか?

助平:だが、それでも挑戦するのがレボ部だ。

佐々木:まあ、出会いのシーンはどこがいい?

神山:教会。

助平:俺は海。

長崎:朕は行楽地。

朝霧:私はコリン星・

秋山:じゃあ、僕は肩がコリン星。

阿曽部:えーっ。

助平:清彦。朝ちゃんのボケをさらに発展させやがった。

亀山:私、朝ちゃんへの突っ込みを用意していたのに。それは古いよって。氷河期だって。

川村:でも朝ちゃんのイメージキャラは優子りんだからね。

前田:出会いは大事よね。でもきっかけって難しいよね。

助平:でも何だかんだ言って俺たちカップルできてるじゃん。

 と、今日もネタをひらめかせながら雑談で終わったんだ。みんな、何かライブネタでピンと来ているものもあるみたいだった。明日はどうなるんでしょうか。明日になったら解かります。では、また。


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