第86話 6月14日(木) ライブの日まであと10日・生徒会との対話

 こんにちは。清彦です。今日は生徒会との対話をします。というわけで放課後から話が始まります。まずは職員室に先に生徒会が来ていて、校長の命令でそれぞれの部屋で待機していた。そして、そこにレボ部が職員室に入ってきて、各部屋に分かれて座った。

 最初の対話は秋柴と僕とサスケの話から始まります。

秋柴:手紙を読んだぞ。レボ部は思ったよりものわかりがいいなあ。俺は目立つ奴ほど卑しい奴だと思っていた。ただ、俺は生徒会として、レボ部は一体何をしたいのかを正直聞きたい。

秋山:僕たちレボ部は自分が成長することが最大の目的です。行事がなければ自分で行事を創って発表することで、他の学生にもやる気が出るような活動をしているつもりです。

秋柴:なるほど、だが、高校生らしくないと思う点があるが。

佐山:それは我々レボ部には新しい感覚があるからです。

秋柴:しかし、レボ部は思ったより賢い。校長を説得して職員室で対話させる。だが、正直あっ晴れだ。手紙ではレボ部は人間主義に基づいて動いているようだな。だが動きが派手なのは一体なぜだ?

秋山:まずは世間を自分のペースにしようとしているだけです。そこから我々の動きが始まります。

秋柴:正直生徒会は自分のペースを貫くぞ。

佐山:それも構いません。お互い尊重しあっていけば、お互いいい関係を作れるかと思います。

秋柴:なるほど。まあ、俺らと仲良くやるのがレボ部の願いであると手紙に書いてあった。会長と他の生徒会員とよく話してみるよ。ただ、これは忠告だが、生徒会はこの学校では絶対であると理解して欲しい。何かするときは必ず連絡をすること。これは守れるか。

秋山:他のレボ部と相談してみます。

 と、僕とサスケと秋柴の会話はこんな感じだった。

 次は朝ちゃんと美子ちゃん久美ちゃんと松下さんの会話である。

松下:私に書いてある手紙は。あれ何?レボ部を潰したらこの物語が終わるって、凄い脅しね。私、何も言えないわよ。

神山:問題はそれだけじゃないですよ。

松下:だけど、とにかく私を説得しに来たんでしょ。

朝霧:私は松下さんの弁論に賛成です。だけど何でレボ部を潰そうとするのかわかりません。私たちは自由にやっていますが、全部意味のあることなんです。

松下:なるほど。

前田:私たちは自分が成長するために活動しているんです。

松下:わかった。私の勘違いのようね。他の生徒会員を説得してみるわ。

 と、松下さんへの対話はうまくいった。次は阿曽部とチャンポンが宇野に当たります。

宇野:お前ら、頭良すぎる。確かにレボ部という組織は強く賢い。組織としては規律あるものだということはわかった。

阿曽部:ところで、今、レボ部と生徒会が団結しなければいけないってわかりますか?

宇野:確かに、レボ部を潰したらこの世界が終わる。そういいたいのだな。

長崎:朕の帝国も消えてしまう。

宇野:確かにこの世界の主人公はレボ部だもんなあ。それを持ってくるのは卑怯といえば卑怯だがそのとおりではある。

阿曽部:宇野さんもわかっているのですか?

宇野:生徒会の情報をなめたらいかん。我々の世界が消えるのであれば、レボ部をいじめている場合ではない。

長崎:じゃあ、朕の帝国を認めるということですな。

阿曽部:チャンポンの帝国じゃなくてレボ部だよ。

宇野:まあ、とにかくレボ部とやりあっても何の利益もない。他の生徒会と話してみるよ。

 次は愛ちゃんと静香ちゃんと恭子ちゃんが山野さんに当たります。

山野:私手紙読んだわよ。ちゃんと拝啓から始まっているところから見ても芸術的な手紙だったわね。私のスピーチを理解したようね。

川村:でも、今、どう思います。作者について。

山野:頑張っているよね。

亀山:でも、私たち作者に何かあったらこの物語終わっちゃいますよ。

山野:なにか対策を練らなきゃね。とりあえず、私は他の生徒会員とよく話してみる。あなたたちのことは手紙でわかったから。

名取:じゃあ、私たちレボ部もよく話してみます。

 最後は佐々木と助が生徒会長の桜木に当たります。

桜木:なるほど。レボ部は俺のスピーチをよく聞いていたようだな。敵は蹴散らすのではなく味方にするというのは三国志みたいだなあ。また、伝統については古いものだけがいいとは限らない。特に精神論では、時代と共に新しいものが必要。確かにレボ部の言いたいことはわかる。だが、歴史から学ぶことも必要だ。

佐々木:その通りです。

桜木:そう、敵を味方にするという考えは三国志で言っていることだ。才能ある人材は敵であっても味方にする。これはすごくいい。

佐々木:ではわかってもらえるんですか?

桜木:これぐらいの思考を持っていないと生徒会長はやっていけない。まあ、とにかく、生徒会はレボ部を認めてやろう。

佐々木:ありがとうございます。

桜木:じゃあ、今日はこんなとこだな。何かあったら俺を頼ってくれ。

佐々木:はい。

と、レボ部は生徒会の説得に成功した


 そして、午後、レボ部は阿曽部の家で会議が始まった。

佐々木:では、今日もライブの打ち合わせを行なおうと思ったが、今、思うことがある。

助平:相手にできないことをするといいと俺は思う。信一さんが作者と証明するには。

佐々木:では、相手が簡単にできないことといったら?

助平:俺は野球拳だね。

名取:助、作者が大変なことをいいことに自分の欲望をいってない?

神山:私は仏教のお寺めぐりをする。

朝霧:美子ちゃん賢いね。

佐々木:あと何かある?

助平:ベットシーンか。

名取:助。言いたい放題だね。

川村:じゃあ、私も一肌脱がなきゃね。

助平:でも脱ぐのは肌じゃなく服じゃねーか。

神山:なんか今日は助が活躍したい放題だね。

長崎:あと、チャンポン帝国を作る。誰も真似できない。

助平:いや、誰も手を貸さないと思う。

宮下:私はターちゃんを見捨てないよ。

助平:しかし、限られた条件で行動するって難しいよな。

神山:でも、天は見捨てないよ。

名取:まあ、確かに神は存在するみたいだからね。

長崎:で、神の上には海王様がいる。

助平:チャンポン。それってドラゴンボールじゃねーか。

佐山:でも、ドラゴンボールは欲しいよな。

川村:サスケ君ってそんなにギャルのパンティー欲しいの?

佐山:ギャルのパンティーはウーロンだろ。俺は違う。

川村:ウーロンは懐かしいキャラだよね。

朝霧:そうよね。もうすぐ夏だもんね。

川村:朝ちゃんどういう意味?

阿曽部:夏かしいといいたいんじゃない?

名取:で、今は何を言いあおうか。

川村:旅行も兼ねて夏休みにやるドラマ撮影の場所決めない?

神山:それなら本願寺とかがいいんじゃない?

川村:お寺で恋物語もいいわね。

神山:千日修行をしている最中に倒れていた女性を解放して恋に落ちるのもいいんじゃない?

名取:しかし、美子も頭がいいよね。

長崎:朕は王宮の方がいいのだが。

亀山:教会もいいわね。

助平:そして教会の結婚式は今日かいとボケる。

長崎:助。キレてるなあ。

川村:そのうち血が出るよ。

助平:愛ちゃん。そのキレてるじゃないって。

阿曽部:今日は、助の独壇場だなあ。

助平:でも、何か、喉が渇いたなあ。

名取:助のことだから赤マムシと言いそうね。

秋山:いや、愛ちゃんのミルクでしょ。

名取:清彦君もすごいこと言うね。

秋山:静香ちゃん。今日はそういう日なんだよ。

川村:そう。あの日なのよね。

名取:愛までおかしくなってきたわね。

助平:愛ちゃんは元からだろ。

朝霧:元っていうことは愛ちゃんは中国のお金なの?1元とか。

川村:私は現金じゃないわよ。それに1元は安すぎよ。

名取:そうよね。1元じゃラブホテル代にもならないもんね。

助平:それなら夏だから、公園の木かげで人に見えない所って言うのはどう?

秋山:助。わざわざ外じゃなくてもいいじゃん。家でいいじゃん。

佐々木:その突っ込みは確かにそうだよな。

長崎:で、今日はどういう話をするのだ?

神山:聖書についてはどう?それともコーリャンにする?

佐々木:美子ちゃんは宗教の専門家だよね。

神山:でも私は結論しか知らないよ。宗教の目的は生きる事だって。そこが原点なのよ。そこから、何のために生きているかといえば、幸せと手に入れるため。だから、人間社会では最も望ましいのは平和。だから、いろんな人が共存するのが人間社会としての理想なのよ。

前田:つまり、人の悪口を言ったり、いじめたり、デマを言ったりしないことね。

神山:人をいじめるのは宗教家としては最低な行為なのよね。だって、幸福と逆でしょ。

助平:美子ちゃん頭良すぎ。

神山:助もなかなか。

名取:佐々木君。愛。なんか助と美子がやばいわよ。

川村:静香。わざと言ってない?私と助は永遠よ。

名取:さすがに愛は崩れないわね。

長崎:で、今日はどういう話をするのだ?

佐々木:そうだなあ。今日は一貫性がないなあ。

名取:テーマは何にする?

長崎:ドラゴンボールがあったら何を願うというのはどうだ。

朝霧:私はさわやか系がいいなあ。優子りん系。

助平:俺は野球拳。

名取:助。まだあきらめてないの?

阿曽部:でも、一応野球拳ゲームあるよ。

川村:阿曽部君は第2の助みたいだね。

名取:なんか、阿曽部君って何でもありだね。

助平:でも、それってゲームソフトだろ。生じゃないじゃん。

阿曽部:それが違うんだよ。ちゃんとした画像なんだよ。

助平:本当か。

朝霧:でも、モザイクは入ってるんだよね。

名取:なんで朝ちゃんが知ってるの?

朝霧:だって私、阿曽部君から話しは聞いてるの。私はメイド喫茶ゲームをやったよ。

名取:どういうゲームよ。

朝霧:自分がメイドになって、コマンドがあって紅茶をフーフーするとかごはんをあーんとかって。これを繰り返すのよ。

助平:なんかつまんねーな。

阿曽部:実際やってもらったら僕感動したよ。

助平:愛ちゃん。朝ちゃんに負けてねーか。

川村:愛については負けない。メイドの衣装をエプロンだけにする。

助平:さすが愛ちゃん。

亀山:愛ちゃんってレボ部病それとも助平病?

川村:両方みたい。

神山:レボ部は頭が柔らかいよね。

朝霧:でも私の胸のほうが柔らかいよ。

川村:私、朝ちゃんの天然ボケの仕方。ここまで来ると尊敬するよ。でも静香は堅そう。

名取:私の胸は洗濯板と言いたいの?これでも私、つい最近AカップからBカップになったのよ。

長崎:清彦。夢が膨らんだな。

秋山:そうだね。どんどん膨らんで欲しい。胸が。

助平:さすが清彦。それでこそ男だ。

川村:私たち頭大丈夫かなあ。今日、みんなねじがはずれている。

佐々木:愛ちゃん。俺たちはロボットか。

名取:ロボットになったら大変よ。

川村:そうね。私たちの体はエッチしても感じないかもしれないね。

佐々木:すごい発想だなあ。

佐山:これって本当に高1の会話かあ?

長崎:そうだ。美華ちゃん軍団がついてこれないだろ。

増田:いえ、私たちは無視してください。

助平:友子ちゃんもさりげなく大人だね。口を挟まないとこは。

小山:私たちはタヌキの置物と思ってください。

神山:それならおじぞうさんがいいね。

佐々木:ここでおじぞうさんをもっていくのは美子ちゃんらしい。

秋山:思うけど、みんな自分のキャラに徹底してるね。

名取:それだけ作者は頭がいいのよ。

佐々木:さて、この辺で話を変えると、・・・・・・。

助平:無理に変えなくていいんじゃないか?

亀山:じゃあ、助平病の話が続くの?

助平:恭子ちゃん。今のきつい。痛恨の一撃だよ。

亀山:そうね。ベギラゴンぐらいよね。

朝霧:でクイズ番組だったらヘキサゴン。

名取:私、朝ちゃんの頭の構造がわかんない?

朝霧:え?生物で習わなかった?炭水化合物でできているのよ。

助平:朝ちゃんもパワー全快だね。

朝霧:そう。クイズだったから答えたのよ。

名取:頭の構造が何?が問題で、炭水化物が答え?

秋山:そこまで計算しているの?

佐々木:なんか、この会話ライブで使えそうでもったいない気がする。

阿曽部:もったいないだからノーベル賞ものだね。

助平:阿曽部のキレてるなあ。

 と、このような会話が続いたんだ。書ききれないのでこの辺で今日はやめておきます。また次の日も同じ様なことが続きます。

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