第62話 5月21日(月)中間テスト1日目

 今日からテストが始まりました。とりあえずみんなに学校で観想を言いました。聞いてください。場所は阿曽部の家から。

助平:なんだよ。今日のテスト記号の問題の答が全部「ア」って本当か?

神山:私も1問目の問題は全部「ア」だったよ。

秋山:僕なんか「あーあ」と思わず言っちゃうね。

川村:でも私は信じてるよ。答は全部「ア」何じゃないかって。

長崎:朕は今日は勉強する前に十分ほどブレイクタイムを取りたい。今日のテストについて話したい。化学について。

佐々木:今日の化学は俺は簡単だった。卵を割る感覚で解いてたよ。

川村:なんか大学では生物と化学が合体した生化学なんてあるらしいよ。

阿曽部:うちの会社はバイオの研究もやっているからね。化学は簡単だったよ。

助平:阿曽部ってゲーム会社じゃなかったけ。

阿曽部:うちは何でも研究するの。そして、もし、生物物理化学が発展すれば、バイオ技術は完成するんだよ。

朝霧:ふーん。阿曽部 君はバイオで何をしたいの?

阿曽部:人造人間を使ってバーを開くというのはどうかなあ。人件費はただ。

助平:バーか。俺はてっきり人造人間の風俗でもやるのかと思ったぜ。

川村:助は相変わらずね。

佐々木:だけど人造人間を作る費用は半端じゃないと思うけど。

秋山:でもその分稼いでもらうしかないね。でも、人造人間には人権は与えられるのだろうか。

佐山:清彦はまじめに考えるなあ。

佐々木:俺はその時の社会体制がどうなっているかで決まると思う。

川村:宇宙時代と人造人間の時代とどっちが先かなあ。

阿曽部:人造人間じゃないの。

佐々木:アンドロイドの話は読書会で使用と思っているから、ここではこのくらいにしよう。

助平:なるほど。佐々木は読書会にアンドロイドを持ってくるつもりか。

阿曽部:僕は三国志だけどね。

助平:俺は阿曽部は萌え萌え物語かと思ったよ。

佐々木:そうそう。テスト終わったらさあ、読書会するからさあ、みんな好きな小説を選んでおいて。

阿曽部:そのそうそうって三国志の曹操?

名取:早くテスト終わらないかなあ。そしたらいつものレボ部のテンポが出てくるんだけどね。

助平:さすがの俺も試験で頭がいっぱいだ。知的なことしか出てこない。

秋山:明日は数学がメインだよね。みんな大丈夫?

朝霧:大丈夫よ。でも何で虚数なんてあるんだろうね。

佐々木:おれは実際目に見えないものを計算に入れるからじゃないかなあ。現実に物理学で虚数を使っている。

名取:でも虚数ってどう認識すればいいんだろうね。現実にない世界でしょ。

佐々木:俺は現実にはあるけど、認識できないだけじゃないかなあ。闇の世界から光は見えても、光の世界からは闇は見えない。実数は光で、虚数は闇とたとえられるんじゃない。

助平:なるほど。佐々木は頭がいいなあ。

神山:私は霊の世界は虚の世界だと思っているのよ。

秋山:巫女ちゃんなにいきなり言い出すの?

神山:私は霊の世界のなぞをいつも考えてるの。私の透視は霊力を使うからね。

佐々木:じゃあ、今日はブレイクタイムはこれぐらいにして勉強しようぜ。

 今日のブレイクタイムはこのぐらいにします。え?最近レボ部の会話が知的だって?だってテスト中だから当たり前じゃん。ではまた明日。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る