第55話 5月14日 (月) 中間テスト一週間前
こんにちは昨日のページが言った明日のページの僕です。1ページぶりです。でも僕にはこの1ページは長かったんだよ。
では早速、今日の出来事に入ろうと思います。シーンは朝の道端から。
名取:おはよう清彦君。今日は晴天気らしいよ。
秋山:そうだね。でも僕は能天気らしいよ。
名取:清彦君って時々面白いよね。
秋山:いつもって言ってよ。ところで今日からどうするのかなあ。
名取:とりあえず学校に行けばわかるわよ。
学校に着くとレボ部が噂になっていた。
友達:名取さん。レボ部大変なことになってるよ。
名取:そりゃそうでしょ。この前の発表会はすごくよかったよね。
友達:そうじゃなくて、助が性について発表したでしょ。それが問題視されているよ。
秋山:それ、どこからの情報?
友達:生徒会の広告よ。
僕たちは生徒会の広告を見た。生徒会の広告を静香ちゃんは読んだ。
名取:えーと、広告には広書いてあるわね。「レボ部の幸福論は自己中心的での分析で自分の感情が中心なのが残念だと。さらに助平の性に対する主張は、社会的に悪影響なのではないかと思うが、助平氏に細かくいってもらいたい気もする。我々個々にレボ部を分析すると、遊び感覚でしているとしか思えない。何か1つに集中すべきである。」だって。生徒会が攻撃するって美子の言うとおりだわね。
秋山:静香ちゃん。美子ちゃんと佐々木が来たよ。
佐々木と美子ちゃんが来た。
佐々木:これはひでーな。とりあえず手を打たないと。レボ部は遊び感覚でやっていない。理由は発表会だという噂を流すしかないね。
名取:私が早速やるわよ。
佐々木:しかしまいったなあ。主張大会を頑張ろうと思ったのに主催者が敵だ。どうすべきかなあ。
神山:佐々木君。それは試験終わってからにしましょ。これはレボ部の成績を下げるための策略よ。
名取:ところで、佐々木君。今日からの活動どうするの?
佐々木:阿曽部が部屋を貸してくれるって。デザートつきでドリンクバー。
阿曽部:佐々木。僕はそこまで言ってないよ。
佐々木:阿曽部いたの?
阿曽部:僕は今通りがかっただけだ。
名取:でも、阿曽部君の生活って優雅そうよね。
秋山:富めるものは貧しき者に物を与えるという教えを阿曽部は知ってる?
阿曽部:みんなそんなに欲しいなら飴玉あげるよ。
名取:阿曽部君も1本取るね。清彦君ががめつく言うからよ。
秋山:じゃあ、今度は柔よく剛を制す作戦で行こうか。
朝霧:清彦君。阿曽部君は心が5LDKぐらい広いから心配要らないよ。
名取:いや、私は8LDKだと思う。
秋山:僕は代々木公園並の広さだと思う。
佐々木:いや、俺はアメリカ並の広さだと思う。
阿曽部:なんかこの持ち上げ方は無理があるけど、おやつとか飲み物は出すからみんな心配しなくていいよ。
ここで先生が来た。
江藤:大変だ。佐々木。レボ部全員いるか。
佐々木:今はまだ6人で。
江藤:じゃあ、早急に集まってくれ。校長が話しをしたいそうだ。
みんな集まって昼休みに先生と校長室に行った。
前頭:レボ部の諸君、聞いてくれ。私はレボ部は気に入っているのだが、生徒会の報告ではレボ部は常識はずれだという。特に長崎君が小学生と付き合っていることについて私は遺憾だ。これについてきちんと説明してほしい。
長崎:彼女はですね。親の許可がはいって付き合っています。法律は守っていますので、問題ありません。もう心が通じ合ってしまいました。
前頭:これは新しい社会現象が起こってしまうではないか。
江藤:私の考えはですね。今、結婚していない人は増えています。そんな中で愛し合える絆があるのなら私は見守ってあげたいです。それに、結婚が増えると経済力が上がるでしょ。いろんなニーズが増えます。
前頭:まあ、そのへんはわかったが、法律上だと結婚するなら4年後。ということになるが、それまで長崎君がどう自立するかだね。
江藤:彼には自営業がありますし、何か他にも自立する道があるかもしれないし、いい方向に導けば、人が幸せになるのならそれでいいのではないでしょうか。
前頭:しかし、私は驚いたよ。生徒会が長崎君が小学生をもてあそんでいるといってきて、調べてみたら結婚の約束をしているだとか。常識では考えられないが、認められる範囲内である。あとは江藤君の責任にもなるから十分気をつけなさいよ。
江藤:はい。
前頭:あと、みんなに言っておくことがある。前の発表会はそれぞれの個性が出ててとてもよかったと思う。生徒会がなんか君たちの事は気に入っていないようだが、私は理解者になるつもりでいるから私については安心してくれ。だが、生徒会の権限は強いのが大変だなあ。生徒会は助平君の性の主張を立てにレボ部を潰すつもりだったみたいだが、性の主張は人間としては当たり前、今では性を抑えようとしている方がおかしいと思う。本当に健康に悪い。男なら誰でも知っている。女性も発情期のときはそうだろう。ただ、性行為は要注意だね。学校では表面上は禁止だよ。でも、隠れてしている人はいるのはわかっているし、法律上では高校生同士はアリらしいから、私も判断は難しい。
佐々木:新しい思考で考えればいいのではないですか。子供ができれば働くって。でも、作らないようにしますよ。
名取:だけど、私はまだするつもりはありませんから。
前頭:精神医学では性をしないと病になるからね。この問題を日本はどう思っているんだろうね。病人が増えてしまうよ。こう見えても私は精神医学を学んで教授だったのだよ。それがなぜかここの校長になったのだが、有意義な人生を送っているよ。
江藤:で、結局、校長が言いたいことは何ですか。
前頭:生徒会が攻撃しても、くじけず頑張ってほしいということだ。これも社会勉強だと思ってくれ。
江藤:校長。レボ部は新しい人たちなんですよ。私は守りたいですよ。
前頭:それは私も同感。今の生徒会は実力はあったが、レボ部の方が可能性が大きさが見えたし、レボ部は正統派だ。私は生徒会の圧力があってもレボ部に有利な方に持っていくよ。
江藤:ありがとうございます。
前頭:じゃあ、みんな帰っていいよ。
レボ部は校長から出て行った。そして放課後、みんな阿曽部の家で勉強することになった。
佐々木:それでは中間テスト勉強会を始めます。と、なぜか美華ちゃん軍団が来ていますがまじめに勉強しましょう。
1時間ほどまじめに勉強してみんなブレイクタイムを取った。
佐々木:じゃあ、ブレイクタイム。内容は今日の勉強について。みんな何を勉強した?
阿曽部:僕は数学
佐山:俺は歴史。
長崎:朕も歴史。
とみんな自分が勉強したものについて言った。まずはランダムに話が始まった。
佐山:俺は縄文時代の勉強をしていたけど、不思議だよね。あれで生活が成り立つからね。
長崎:朕が思うに、その頃の人生は生産主義だったと思う。そして、自分で生産する力があった。生活ができたから民族紛争が少なかったと思う。
川村:もしかしたら、今の世の中も経済が安定すればみんな平和なんじゃない?
佐々木:愛ちゃん。それは極端だよ。今の人類に至るまでの歴史を見ると、平和のための戦争と、侵略のための戦争がある。どちらにしろ人々に深い傷を残している。その傷は簡単には癒えないだろう。だが、生きていくことに喜びを感じ、共存することは利益を生むという考えが生まれてきたら、本当に戦争はなくなるね。
助平:さすが佐々木だなあ。どっから学んで来るんだ。
佐々木:みんなレボ部の意味がわかってきた?
朝霧:私は新しいレボ部を見た。
佐々木:中間テストが終わったら読書会を考えているけどどう思う?
川村:合宿の時にはそう言ったっけ?
名取:確かに読書会は合ったと思う。
助平:なんかだんだん本格的になってきたなあ。
佐々木:その中でいかにボケと突っ込みをやるかがレボ部の誇りだ。ホコリだったからってゴミに捨てないでくれ。
助平:じゃあ、読書会はもう決定だな。
佐々木:中間試験後に正式に決めよう。
名取:でも私、生徒会のやり方には頭きたわよ。
川村:私も。生徒会を油風呂に入れたいぐらいよ。
阿曽部:そして入浴料は1万円。
朝霧:極上の油だからね。
長崎:朝ちゃんまで怖いこというね。
助平:死なないよりましじゃん。
長崎:いや死ぬと思う。
神山:でもさあ、とにかく生徒会のことは置いておこうよ。
佐々木:美子ちゃんの言うとおりだ。勉強が先決だ。というわけで、第2ラウンド開始。
といった感じで今日の勉強は進んだ。みんな勉強が終わった後、感想を言った。
川村:私ね。化学を勉強していたんだけど、元素と原子の違いがいまいちわからなかったよ。
阿曽部:それは僕が答えてあげる。原子は物質の構成要素もしくは構成単位なんだ。元素は原子の種類をあらわしているだけだよ。
佐山:俺は歴史を勉強していたけど、卑弥呼って実際は表舞台にたたなかったってホント?
佐々木:俺が読んだ本では、卑弥呼は預言者で部屋にずっとこもっていたらしい。誰か使いの者が卑弥呼の言葉を伝えていたといわれているが、本当かどうか。しかも、九州にあったという説が高い。
助平:メンデルの法則での劣勢と優勢がいまいちわからん。
秋山:それは、優勢遺伝子を含むと優勢の性質が出て、劣性遺伝だけだと劣勢の性質が生まれる。だから、優勢と劣勢が両方くっついたら優勢の性質になるということだと思う。一般的に言うと。
助平:そうなんだよ。例外がテストにでたら出そうだから困っているんだ。
秋山:でも基本は同じだよ。
助平:そうだな。基本通りにやるか。まずはしこを踏むところから。
秋山:それは相撲の基本だよ。
名取:私はね。物理の勉強していたんだけど加速度って↑aを使うじゃないなんで重力加速度だけ↑gなの?
佐々木:難しい質問だなあ。重力が関係している加速度だから↑gを使うことはわかる。静香ちゃんのいていることは、↑gを↑aを使った式で表わせって言っているみたいだ。俺は不可能だと思うけどね。
阿曽部:僕の考えでは重力は物体と地球との磁力関係の力なのではないかと思う。でも、これは大学の講義でやることだと思うから、今は↑gは重力の加速度と思っていればいいんじゃない?
と、あとからあとまで質問and答えが始まった。そして夜が遅くなった。
長崎:みんな。もう10時だから朕は帰る。みんなはどうするのだ?
助平:俺はここまできたら泊りがけでがんがんやるぜ。
朝霧:じゃあ私も。
川村:私も。
結局、この日はチャンポンと美華ちゃん軍団だけが帰っていった。今日の話はこれぐらいにしておこう。明日も今日と同じ感じが続きます。作者はどこを話題にしようかかなり必死です。だから僕も負けじとテスト勉強をしようと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます