今日は国語の時間に教科書の別のところを読んでいたら、ちゃんと授業で使うところを開きなさいと怒られてしまった。

国語の授業は進むのが遅くて、ずっと聞いているとむずむずしてくる。早く続きが読みたいのに！　という感じだ。途中で我慢できなくなって読んでしまうから、実は最近の授業で読んでいる「大造じいさんとガン」もすでに最後まで読んでしまっている。だから授業がつまらなくて、「わらぐつの中の神様」のところを読んでいたのだ。

怒る前に質問してくれたらいいのにって思う。わたしはたぶん答えられる。ガンの名前は「残雪」だし、作者の名前は「むくはとじゅう」だ。後ろのほうで手紙を回してる人たちよりはちゃんと聞いてるのに。

それにしても、「むくはとじゅう」とは不思議な名前だ。どこが名字でどこが名前なんだろうか。夕飯のときにお母さんに聞いてみると、「ペンネームよ」と言われた。文章を書くときには、自分でつけたオリジナルの名前を使う人が多いらしい。初めて知った。みんな本名だと思っていた。わたしの日記もペンネームで書いたほうがいいんだろうか。

寝る前に気づいた。結局「むくはとじゅう」の名字と名前の境目についてはわかっていないままだ。明日先生に聞いてみよう。