次は9作目の感想は、矢向亜紀　様の「空を飛ぶ白い鳥」です。

タグを確認してから読み始めました。

ビターエンドの企画にご参加されているとも目にして、ぐっと覚悟を決めて、読んでましたが……。

これは、読者の判断で、ビターになるか、ハッピーエンドになるか決まりますね。

私はハッピーエンドだと思いました。

勇者ではなく明らかに「生贄」として選ばれたカノン。

親友が選ばれたことはもはや、名誉でもなくて……。

マオの行動力に惚れそうになりました。男前のカノンよりも、マオのほうにしびれました。

親から教えてもらった医学の知識を使うマオはとても素晴らしい。カノンも惚れ直したでしょう。

クラヤミサマに対して時の二人の決断、二人のお互いを守ろうとする姿勢がとてもよかったです。

しっかし村はどの世界でも閉鎖的で、時折村人に残酷ですね。

文章がとても読みやすくて、読者に負担を書けない書き方だなあと思いました。

今回の企画にご参加いただきありがとうございました。

次は10作目。

大木　奈夢　様の「トムズキャットストーリー」です。

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