タイトルにある「アナリシス」とは、分析・解析といった意味の言葉です。
作中の地の文にも、「分析」という言葉が散見されます。
この「分析」って言葉がかなりの工夫のように感じました。
この小説、一見して硬い内容になりそうな語を用いながらも、文体は非常にくだけているんですよ。
むしろ、くだけた言い方をする文章なのに、硬そうな言葉だろうとかっちりはめ込めてしまえる、その表現力・バランス感覚に舌を巻きます。
「分析」に限らず、用いる言葉・描写するモノの選択も巧みで、読んでいてびっくりしっぱなしです。
凝り固まった硬い文章しか書けない私にとってみれば、一体全体どうやってこんなに綺麗にバランスを取れるんだろうかと、不思議で不思議でなりません。
私がこのレビューを書いている時点ではまだ第4話までしか投稿されておらず、物語はまだ最序盤。
そのため物語の内容について語れないのですが、とにかく文章に興奮したあまり「文章が凄いぞ!」って言うだけのレビューでもいいから投稿したくなっちゃったんですね。
面白い予感しかしないこの作品を、もっと色んな人に読んでもらいたい!
そんでもって、ストーリーが最高に面白いって話はのちにレビューを書く人に任せますので、よろしくお願いしま~す!