第36話:ドイツの祝日

祝日。

どの国に行っても、存在するであろう休みの日だ。

ドイツは1年通して2020年は18日位しかない。

(高確率で日曜日になる事が多々あるので、体感で休める日は少ない)

振替休日?そんな物は無い…

尚、日本は16日(振替休日で+2日)


ドイツの祝日は、日本にはない幾つか特殊な点がある。

1つは祝日の種類。

これは、「宗教的な祝日」か「政治的な祝日」この二種類。

宗教的な祝日:復活祭やキリスト昇天祭等

政治的な祝日:ドイツ統一記念日やメーデー

ドイツは宗教が強い国なので、割合的には8割が宗教的な祝日が多い。

ただ、カトリックかプロテスタントで分かれているので、複雑。


2つは、州毎によって決まっている祝日。

これは州に因んだ物だと思われる、正確な事は書けなくて申し訳ないが…

確実な事が言えるのは、ベルリン州にある祝日「国際女性デー」だ。

調べてみると、これは東ドイツ時代の名残だ。

男女同権で女性の労働価値を認める日で、女性に対して花束を贈る。

面白いのは、この祝日は、ベルリンのみだ。

踏み込んだ話になるが、政治的な目論見も有り導入された祝日だ。

いずれにしても、州毎に違うのが日本と違うので、面白い。


祝日は殆どの店が閉まる。

開いているのは、ガスステーションか飲食店位だ。

前に書いたが、日曜日の街並みと同じだ。

違うとすれば、イベントが多いか少ないかだ。


祝日に因んだイベント、例えば新年の花火。

日本だと夏の風物詩なイメージなのだが、

ドイツだと新年になった瞬間(カウントダウン花火)に打ち始める。

去年の新年も煩かった。田舎でも夜中の2時まで花火が上がっていた。

花火に関してだが、ドイツでは新年以外で個人使用は法律で禁止されている。

そして事故も多い。

花火で指切断、足切断、不運にも死亡もある。

パーティー好きな人にはたまらない日なのだろう…

若者あるある。日本のハロウィン渋谷と変わらない…


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ドイツは宗教色の強い国だから、祝日は大体なんかやっている。

面白いと思うのは、日本にあるイベントって大体宗教絡みだなーと思う。

クリスマスとかもそうだし、ハロウィンもそうだし、

バレンタインズデー…あれは企業が流した奴だが…

ドイツだとバレンタインの日には、女性に花束を贈るそうです。

バレンタインズデーに花束を贈るって、ロマンチックですよねー。

今年は、嫁さんにバラをプレゼントしよう、あと美味しいご飯を作ろう。

ついでにスイーツも用意しよう。

(これを書いてるのは2月の14日だったりする)


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