第24話:ドイツで3度目の隔離病棟

退院してからの生活に関して

実はこの辺の記憶が曖昧だ。

思い出せない。

何をしてたのか。

どう、その日を毎日過ごしていたのか。


ただ、覚えているのは、嫁さんと喧嘩した。

そして僕が崩れた。

嫁が病院へ連絡した

警察が来た

嫁さんが車で泣きながら病院へ連れて行ってくれた

隔離病棟に入った


これ位だ。

病院からの記憶は多少残ってる。


違った事

・先生が変わった

・ルームメイトが違う

・部屋の場所が違う

・患者が総入れ替え

こんな所だ。


最初の面談。

先生は、マークではなく、爽やか系な先生だ。

髪は73で金髪で目鼻立ちもしっかりした男性だ。

この人は、精神科医で、鬱病専門だと言っていた。

名前が馴染みがなく、難しくて思い出せない。

仮として、アンソニーとしよう。


彼に言ったのは

絶望した

何をしても上手く行かない

努力したけど、もう無理

何も考えない様にしたい

死んで楽になりたい

そんな事を言ってた。


アンソニーは取り合えず、

落ち着いてから再度話をしよう。

となった。

その後即薬を飲み、強めの睡眠薬を貰い飲んで寝た。


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この時は本当に自分が終わる事しか頭になかった。

記憶がそんなに無い為、嫁さんから話を聞くと

「あれは、貴方じゃない、私の知らない人だった」

それ位人が違った様だ。


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