なみだの学校生活
ももね いちご
第1話
あれは、小学二年生の時だった。
それまでは、クラスの中心にいるような活発な女の子だった私の毎日に、イジメという暗黒の世界へのトビラが開こうとしていた。
ある日の放課後。私は、学校から帰ろうと階段のところにいた。
突如、目の前にそびえ立つ男子。歳は、小学五年生くらい。何が何だかわからなかったが、今思えばあれは通せんぼだったのだろう。
もちろん、直ぐに先生に相談したが、別の道を通ればいいじゃんと軽く言う先生に、小学二年生ながらに腹が立った。
それからの毎日は、過酷だった。
大股で歩けない私をバカにするかのようにわざと大股の練習と、歩かせて爆笑する上級生。
障がい者障がい者とバカのいっちょ覚えのように、言ってくる人々。(当時の私に障がいなどはみつかっていなかった)
毎日毎日泣いてばかりの日々だった。
とうとう親にバレて、先生へ相談し。
何とか、先生のお説教と、親同士の謝罪で、いじめはおさまった。
と、思っていたのだが。
まだ終わってはいなかった。
なみだの学校生活 ももね いちご @momone0322
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