介護者、暴レ牛ニ手足ヲ繋ガレル事

 本当なら今日は介護タクシーを使ってMRIを撮りに行く予定だった。そして、次の週の火曜日にその結果を聞くはずだった。

 すんなりいけば「浮腫も小さくなっているようですし、放射線治療ができるかどうか、あっちの病院に聴いてみましょう」となるだろうと期待していたのだ。ところがそうはいかなかった。

 MRI直前の緊急搬送は、全ての予定を狂わせてしまった。仕方がないこととは言え、何度目だろう。


 なんだろうか、この所在のなさは。胸に吹く寂しい風はいつ止むのだろう。急にやるべきことをなくし、急に看るべき人がいなくなったとなると、正直何をしていいのかわからない。

 父はデイに送り出した。夕方まで自由を満喫することができる。


 休みといえばまあ休みであるが、外は雨。入稿した印刷物のデータチェックも完了していない。よって外出は難しい。だが食べるものを買いにいかなければならない。

 ここまで書いて気づいた。なんて内容の薄さだ。これではいけない。読んでくださっている方に申し訳がない。


 ええと、この日記にちょっと恐ろしいことが起きまして。

 昨日で100話を迎えた記念か、アクセスがゴリゴリと上がって少し不安を感じているところなのです。

 普段は一日10PVほど。それでも「今日は10名もの方の目を汚してしまった」という後悔と「ありがてえありがてえ……。これで明日も頑張れやすぜ……ゲシシ」という感謝の気持ちがないまぜになっているのですが、普段の150倍のPVが来ました。

 150PVでも「なんか地雷でも踏んだか」と恐れおののくのに、150倍です。目ン玉も150倍の大きさまで見開かれました。その後も増えていったのですが、怖くなったので確認するのをやめました。一体何が起きているのだ。


 喜びよりもまず不安が先に立つ理由は、何度も言うが「こんなもん世の中に公開していると家族に知られた日には」という爆弾のドカーン、ボーン、バーンという容赦ない破裂を恐れているからである。効果音が幼稚なことは置いといてもらって、多分牛とかで手と足と首を同時に引っ張られる。

 しかもペンネームがほぼ本名。

 あ、いや、本名じゃない。全てあだ名。本当に本当で全部あだ名。ぜ、全部あああ、あ、あだ名ですから。いまだにコメント頂いて桑原さんと書かれると、「やべえ、なぜこの方はおれの本名をご存知なのか」とビクッとなるけど、思い出した設定されたあだ名です。

 そうそう、確か桑田と清原のファンだったからこの名字にしたんだった、今思い出した。自然に思い出した。巨人好きって言うと舌がもげそうになるけど、そうそう、巨人ダイスキ!

 最初に書いたあたりで名前が違うのは面倒くさくなったとか設定を忘れたとか精神的に追い込まれてたとかそんなんじゃなく、何の申告もなくあだ名が変わっただけですから。お母さんも兄もおれのことあだ名で呼んでるから。


 なので、ありがたいとは思うのですが、もし「こいつ大変そうだしPV的にペンペン草も枯れてそうだからお情けをくれてやろう」とお気遣いいただき、F5連打とかコマンド+Rとかしてくださっていたら、できれば今後はご遠慮くださいますようお願いいたします。わたくしの生命がかかっております。令和の時代にもなって牛裂きからの動画拡散コンボはコワイコワイのです。そっと応援して頂ければそれに勝る喜びはねえのであります。


 まあどうせ明日には一桁に落ち着くはず。知ってる。必ず一桁まで落ち込む。何なら一週間連続で一桁といった普通の状態に必ず戻る。知ってる。


 データチェックも完了した。あとは予定通り発送してもらえればオッケー。

 では本日も呼ばれてもないのに病院に行ってきます。少しでも現状を知っておきたいし、その情報を家族にもたらさなければならない。コロナがあるからあまり人が集まる場所に行きたくないけれど、やっぱりそういうわけにもいきませんからね。雨が強そうなので安全運転で。皆様もどうかご安全に!

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