第2話 突入

 考え尽くしていた所、またどこからか声が聞こえて来た。


「東城修一・・・・」


 聞いたことのない老人のような声が聞こえてくる。


「だ、誰だ・・・・」


 誰一人として周りに姿はなく気配すら感じられない


「何だ? お前は誰だ? 俺のことを知っているのか?」


 男は慌てた様子でその声の方に質問を問いかけた。


 「私の名はマエン、この世界を統一するものだ。お前のことはよく知っている、向こうの世界で人を騙している犯罪者だ。」


 老人から帰って来た声は言葉では言い表せないほどの迫力があった。


「一体ここは何処なんだ? 」


 男は質問した


「ここは、お前のいた世界とは別の世界だ、私が送りつけたメールによってお前をここに呼び寄せた。」


「何の為に俺を呼んだんだ?」


「お前をこっちの世界に呼んだのは、その騙す力でこの世界を変えさせるためだ。」


「俺に世界なんか変えられるわけがないだろ? それに世界といってもあたり一帯が荒地で、人間一人いなじゃないか。」


 男は現実離れしたこの世界で生活を送ってみるのも悪くないと思っている。



 どうせ元の世界に戻ったとしても前と変わらない生活を送り、一生を終えるなら、絶対に体験できないようなことをして、もし死んでも悔いはないとおもっている。


 「いまお前がいる空間は、この世界で私が作った、ゲームで言うチュートリアルのような空間だ。これからお前に行ってもらう場所は5つある。その各場所で冒険してもらい、さまざまな苦難があるだろう、それを乗り越えて各世界を変えてきてくれ。」


 本当に漫画の世界に入ってきたかのような話で、信じがたいが男はやる気と自信に満ち溢れていた。


「わかった・・・・・」


「ではいまから出す扉を開けてもらい、向こうの世界にいってもらおう..... その前に、なにかいいものをなんでも一つだけやろう。 なにが欲しい?」


 男はこういうときお約束の最強の力などを望もうとしていた、だかそれだとこれからの冒険がつまらないので、なにかちょうどいい能力などを考えた。


 男はいい案を思いついた。


「なんでもか、外見をどんな時にもなりたい奴になれるようにしてくれ!」


「変化の能力ってことか?」


「そう!  それだ!」


 老人は不思議そうにその能力をあたえた。普通なら最強の力などを要求するはずだが、男の変わった要求に驚いているような様子。


「これで、お前はいつどんな時でもその対象の姿に変身できるはずだ。」


「わかった、いい感じだな。」


「では、いってくるがいい、私はお前の冒険を楽しみに監視している。


「はやくいかしてくれ。」


 男はワクワクしながらその時を待っていた。


 するとなにもなかった空間に突然扉が現れた。とても頑丈そうな扉ですごく大きい。


「よし、いくぞ!」


 おとこはその大きい扉の向こうへ走っていくのであった・・・・



⭐️

紹介が遅れました!

いま大学生で、とってもアニメな好きな人です!小説を書くのは初めてなので、文章構成とかうまくいってないと思うのですが、面白い内容にしようと思ってるのでこれからもよろしくお願いします!


2話の観覧ありがとうございました、これからもがんばって面白いようにがんばって進めていくので応援よろしくお願いいたします!

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