処女ビッチの真中と、メンヘラ男の娘の琳音。レッテと呼ばれる者たちから迫害される琳音のそばにいる真中は本当は優しい子なのだと知れた。過去と冤罪で苦しみながらも歩む二人の行く末に目が離せません。
美少女のような少年琳音と少女真中。二人の関係を美しく耽美的な筆さばきで描く。物語は複雑化していき、琳音に巻き込まれているのか見えてくる……。少年少女の心を現すような繊細な心情描写と、差別されるもの心に纏う蟠りを書ききる機微、エロティックでデカダンスな雰囲気がこの作品を特別なものにしています。泣き虫で魅力的な琳音から目が離せない!