第10話 ※
本作品は一部性的描写が含まれている可能性がございます。
すみません。
今回は少し背後を気にしつつ閲覧していただきますようお願いします。
バスとか電車とか家族の前とかはやめてくださいまし。
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2020.3.23
過激すぎたためカクヨムから書き直しとのことで第一修正版になります。
カクヨム編集者様、だめな場合また書き直しさせていただきますので
ご連絡下さい。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
生まれて初めてのデートはとても楽しくて、あっという間に一日が過ぎており、気がつけばもう夜になっていた。
夕飯を兼ねて居酒屋で飲みながら食事をしようと毅の行きつけの店に連れて行かれた。
下戸の俺は居酒屋の料理を食べながら、今日のデートの話をしていると急に会話を遮って真面目な顔をした毅にラブホに誘われた。
「えっ!!初めてのデートで???」
「そんなの普通だよ。みんなやってるぜ。」
みんなは大人の恋はそうなのか?
「ほら一口くらい飲めよ。居酒屋だぞ。」
「うん………」
渡されたグラスに入っている酒を見つめながら考えを巡らせた。
みんなしてるのか、毅は俺にその…かれるつもりなんだな………。
奥手の自分はまだ考えが幼いと思われるのが嫌だったのと、毅の言葉の裏を読み解けば、今まで付き合った男達は1回目のデートでホテルに入ったということだ。
それが悔しかった。
飲んだら酒に弱い俺のことだから、酔って毅に何もしてやれなくなるから、グラスの酒は飲むふりで唇を濡らすだけにしておいた。
舐める程度で飲んでいないはずだが、今日はしゃぎすぎて疲れたせいなのか、一人では歩けないほど俺は酔っ払ってしまった。
ふらふらだけどかろうじて意識は保っていた。
「たけし………ごめん。酔っちゃって」
「少なかったのか…」
「え、こんなに酔ってんだから飲みすぎだよ。」
俺を支えながらそうだなと毅は言う。
連れて行かれるままタクシーに乗せられ、気がつけばラブホの前だ。
派手なピンクの内装で飾ってある部屋を選んで入ると、毅は俺をベッドの上に落とし次々に服を毟り取って服を床に投げていく。
そんなに俺としたかったのか、嬉しいな。
酔ってぽやぽやした頭で毅に任せていた。
するとなんだか様子がおかしい。
「ちょっと待てっ!!!冷たいっ!!………えっ⁉なに⁉何してんだ毅。」
俺に透明な液体をたっぷりと塗りたくり毅は嬉しそうな顔をした。
「………可愛いな」
「やめろっ!」
冷たい液体が体温を奪いながら身体を濡らす感覚が気持ち悪い。
酒で酔いが回った俺の身体は力が入らず、抵抗らしい抵抗もできなくてされるがまま。
俺は逃げようと身体を捻って、もがきながらベッドを降りた。
急いで床に落ちた服を掴んでよろけながらドアへ辿り着く。
ドアノブに手をかけるが鍵がかかっていて出られない。
「開かない………開けて…誰かっ!!」
ガチャガチャとドアノブを動かしても開くことはなく、ドアを叩いて助けを乞うが誰も来ない。
俺とドアの間に毅が割って入ってきた。
「騒ぐなよ。せっかく入ったばかりなのに追い出されるだろ。」
「やだ、やめてくれ、頼む、毅。俺、そんなの聞いてない。」
毅は俺の唇を塞ぐとそのまま押し倒す。
「お前、まさか俺を? ククク、なんにも知らないくせに、ほんと可愛いなお前は」
「いやだ、や…」
抵抗も虚しく衣服が散らばるドアの前で俺は………………。
残酷な現実に俺の男としてのプライドは粉々に砕け散った。
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