BLACK HOLE
諸田 狐
Prologue
誰もいない真っ黒な深淵。全てを飲み込もうと巨大な口を開けた怪獣ではないかと、一瞬考えた。だが現実は異なる。とうとう俺は追いつめられてしまった。この苦行を乗り切るために様々な策を講じたはずだったが、すべて徒労に終わった。徒労ですめばまだマシだったかもしれない。数回に一度は状況を逆に悪化させていたのだから。すべては後悔しかなかった。もう俺には此処からダイブするしか手だてがない。この真っ黒で冷たく凍りつくブラックホールへ。
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