お題詩

詩コン ２月号

『不』2020.2.9

僕は

まだ

まだまだ未だマダまだまぁだまだ

マァダまだまだ未だまだマダまだ

未

その先にあるのは

────────────────── 否定

◇ ◇ ◇

高校生の頃、『漢文必携』だったかな？　を使って漢文句形？　をめちゃめちゃ覚えさせられ、もとい、頑張っていっぱい暗記したんですよ。

で、その結果、「未」という漢字を見ると「いまだ、～～（ホニャララ）ず」というフレーズが浮かぶようになりました。それが今でも染み付いてるんですねぇ恐ろしや……。「不」を見て「いまだ、～～（ホニャララ）ず」が浮かぶくらい染み付いてるんですねぇ恐ろしや……。

あと実は、まだまだ～の行と最後の行の長さが合う筈でした。パソコンから投稿した時は同じ長さだったんですけど、スマホから確認したら、あっれ長さ違うじゃーん、って、ね、うぬぬ。

◇ ◇ ◇

『知』2020.2.11

わたしいまはいきてるけどいつかしぬんだって！

◇ ◇ ◇

このことを知ったのはいつでしたか？

私は、ペットのハムスターが亡くなったときか、祖母が亡くなったとき、だと思います。たぶん。そう、たぶん。はっきりしないんですよね。いつだったんだろう……。

「生きているものが死ぬことを知る」と「己自身がいずれ死ぬことを知る」との間には若干の距離があるような気がしないでもないような……経験がないせいかなんとも曖昧な感じ……。「死」をテーマにした研究もちょっと齧りたかったなぁ。

発言者の幼さ・無垢さ・純真さが際立つように全て平仮名にしたんですが、よおぉく目を凝らして誤字脱字がないか確認しました。

◇ ◇ ◇

『口』2020.2.21

愛を囁いてみたり

息を吐いてみたり

噂を広めてみたり

笑を作ってみたり

親を労ってみたり

今日も忙しかった

ふうっ

◇ ◇ ◇

「誰かさんのお口さんの本日の働き！」をあいうえお作文風に書いてみました。あ～うはうまいこといったぜ良い感じと自分の中では思ったんですが、え、お、あたりは少々こじつけ感が漂っていますね。……いや、正直に言おう、感が漂うというか、こじつけた。「笑」じゃなくて「笑み」ってしたかったけど文字の配列を合わせることを優先したのじゃ。

「労って」の部分は「ねぎらって」とも「いたわって」とも読めるんですけど皆さんどっちで読むんでしょう。前者が多いのかな。後者だと「労わって」になりそうですもんね。どっちが正解とかはないです。

◇ ◇ ◇

『口』2020.2.23

嘘をつくためなら、いらない

暴言をはくためなら、いらない

いらないでしょ？

縫ってあげるね。

はい、お口チャック

◇ ◇ ◇

もうちょっと違うパターンも書きたいなと思って書いたんですけど、微ホラーというか微グロになってしまいました。「ポジティブなの書こうかな～♪」とか思ってたのに何故こうなった……、お口チャックってホラー用語だったのか……。

チャックって単語は変更しないといけませんけど、怖い昔話風の、教訓を伝えるタイプのお話に展開できそう。もしかして私が知らないだけで探したらある？　かもしれない？？

「２つも書いてるのに？」と思われるかもしれないのですが、私にとっては結構難しいお題でした。似通った発想しか出てこなくてですねぇ。うん、難しかった。

◇ ◇ ◇

『学』2020.2.28

ナイフ（鉛筆）とフォーク（消しゴム）

たまにスプーン（赤ペン）を使って

前菜（基本）からデザート（応用）まで

ゆっくり自分のペースでいいから

しっかり噛んで（考えて）

飲み込んで（理解して）

食べて（学んで）いってね

◇ ◇ ◇

前回のお題の口に少々引きずられている気がするけどまあいいや。学ぶことと食べることって案外符合するもんだな～と気付けましたし。でも、最後どう締めたらいいのかわからなくて微妙な感じになっちゃいました。

あ、フルコースって前菜～デザートで合ってます？　調べてなかった……。

実は没案があります↓

僕は君に恩返しがしたいんだ

最初はこちらを投稿しようかと思ったんですが、「いや、待て待て。これは詩じゃなくて、ただの私の気持ちだろ」と思い没にしました。じゃあ詩ってなんなのよ詩の定義ってなんなのよと問われると答えられませんけれど。

◇ ◇ ◇