第2話炊飯器としりとり

家に家具、家電がないため

つむぎは、電気屋さんに炊飯器を

買いに行くことにした。


電気屋で1番安い炊飯器

を取ろうとすると同じ

タイミングで同い年くらいに

の男の子が炊飯器に手を伸ばしていた。


「あっ、どうぞ、僕は違うの買うので」

と彼は言った。

「ありがとうございます」炊飯器を

買って家に帰る途中、ふと

振り向くと炊飯器を持った男の子

が後ろを歩いていた。


彼もひまわり荘の住人だった。

「君もここに住んでるの?すごい

偶然!僕は奏よろしくね」

「わたしはつむぎよろしくお願いします」


部屋に戻ろうとすると昨日の姉弟の

おばあちゃんが、「昨日子供たちと遊んで

くれたお礼」と言って栗をくれた。

「ありがとうございます。」


部屋に戻って炊飯器と栗を

見つめて、今日は「栗ご飯にしよ」

と決め、栗ご飯でおにぎりを

作った。「作りすぎたな…」


外から姉弟の楽しそうな

声が聞こえた。

ドアを開け「おにぎり食べる?」

と言うと「ちょうどお腹すいてた」

と言って姉弟はモリモリ

おにぎりを食べた。


そこに奏が通りかかった。

「美味しそうなもの食べてる!」


花が「よっ!奏!これつーちゃんが作ったの

奏も食べる?」と言った。

「いーの?」と言うと「遊んでくれたら

食べていーよ」と花が言った。


「うま!つむぎちゃん天才!」

お世辞だろうけどそれでも

嬉しかった。


奏が「みんなでしりとりするか」と言った。

空がはじめに「しりとり」と言った。

すると花がつかさず「り…りんごが食べたい!」

と言った。すると奏が「いちごが食べたい」

と言った。

すると、花が「つーちゃんは何が食べたい?」

と言った。いつのまに食べたい物を

発表するだけのゲームになった。


すると、空が「おなかがしゅいたから

今日はかいしゃん(解散)と言った」


一瞬でしりとりが終わりみんな

部屋に帰って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る