撃たれる覚悟のあるモノはついてこい
@takky6614
プロローグ
『鉄の冷たさは心が落ち着く…』
息を潜め、敵をスコープに捉え指をトリガーにかける。この状況でも私は間違い無く劣勢であるだろう。
なぜならば圧倒的に不利な敵との対面を果たし、スコープに映る敵を覆うように、爆発した建物が崩れ落ち土埃が舞い視界を遮ってくるからだ。
身を隠している場所でさえ、背の高い雑草が生い茂っているだけで遮蔽物もなにもない、という状況に呆れもした。
だが本心は満更でもなさそうだった。
表情が緩むのをグッと堪え指をかけたトリガーを引くと、『ドン』という重厚な音がフィールドに鳴り響いた。
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