久しぶりに家に実家に帰れる事が嬉しいのか、

深雪はやけに機嫌が良かった。

「やけに機嫌がいいな？」

俺がそう尋ねると、深雪はクスリと笑いこう言った。

「だって、二年振りに会うんだもん♪

　忙しくてロクに連絡も入れてなかったしなぁ～

　お父さん元気してると良いな♪」

俺は、少し頭が痛くなった。

そして、一つのシナリオが頭を過ぎった。

確か、深雪は一人娘。

しかも、母親を小さい頃に失っているから･･･

男手一つで、育てたと言っても過言ではない。

そして、深雪は就職するとすぐに一人暮らしを始めた。

おそらく深雪は、父親に連絡なんてほとんどとっていなかったのだろう･･･

そして、やっと連絡が来た思ったら･･･

娘は男を連れてきた。

しかも、その人と結婚すると言う。

その時点で、お父様の怒りのパラメーターはMAXになるだろう。

その上、お腹の中に子供が居ると言ったのなら･･･

もうそれは、パラメーターなんてものを着きぬけ･･･

怒りのパラメーターは、天を越え月まで達するのではないのか？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい