第28話
その日の夜。
俺は深雪を愛した。
愛して、愛して、愛しまくった。
二度と無くさないように……
消えてしまはないように……
ただ、愛した。
次の日、目が覚めると隣りに深雪が居た。
手は、恐ろしく冷たくなっていた。
恐る恐るその手い目をやった。
すると深雪は、俺の手にアイスノンを貼っている最中だった。
「何してる?」
深雪は、頬を膨らませて「も~」と怒った。
「悪戯している時に、目を覚ましたら悪戯になんないじゃん!」
「本人を目の前にして、こう言うことをする事を、なんと言うか知ってるか……?」
深雪は、ニコリと笑い
「悪戯失敗♪」
あまりにも可愛く言ったので、頬をひっぱりたくなった。
「『嫌がらせ』って言うんだ……」
深雪と俺は、クスリと笑った。
すると、お互いのお腹がなった。
「あはは~
昨日の夜から何も食べてないもんね。
簡単なもの作るね♪」
「ああ……」
俺はベットから降りると、リビィングにあるテレビを付けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます