第28話



その日の夜。

俺は深雪を愛した。

愛して、愛して、愛しまくった。

二度と無くさないように……

消えてしまはないように……

ただ、愛した。


次の日、目が覚めると隣りに深雪が居た。


手は、恐ろしく冷たくなっていた。


恐る恐るその手い目をやった。

すると深雪は、俺の手にアイスノンを貼っている最中だった。


「何してる?」


深雪は、頬を膨らませて「も~」と怒った。


「悪戯している時に、目を覚ましたら悪戯になんないじゃん!」


「本人を目の前にして、こう言うことをする事を、なんと言うか知ってるか……?」


深雪は、ニコリと笑い


「悪戯失敗♪」


あまりにも可愛く言ったので、頬をひっぱりたくなった。


「『嫌がらせ』って言うんだ……」


深雪と俺は、クスリと笑った。

すると、お互いのお腹がなった。


「あはは~

 昨日の夜から何も食べてないもんね。

 簡単なもの作るね♪」


「ああ……」


俺はベットから降りると、リビィングにあるテレビを付けた。

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