第五十七章 ――きっと、小春日和に繋がる今日。

第三八八回 それは、後日談から。


 ――季節は、もう春近し。



 ゾロ目企画の『三月三日の午前三時三十三分』と、お家で……一年越しに行えた『ひなまつり』も無事に、大盛り上がりに幕を閉じた。二台イベント、とても楽しめたの。


 その後のコメントに……

 葉月はづきちゃんから、可奈かな宛てに……



 それは、祭りの後の寂しさに……そのように思えたのだけれど、前向きな意見とも思われる内容。ゾロ目企画に合わして、可奈が企画した『銀河通信』は一回限りのもので、その三が六つ揃う時間で完結する予定だったのだけれど、……完結済みにしなかった。


 学園でも活用しようと思ったから。


 ――募る想い。人には言えない悩みだけれど、僕のようにエッセイなら言えるとか。或いはポエム。葉月ちゃんのように、一滴の涙をポエムなら表現できるとか……


 それが、もしそれが人の目に触れて、その人が明日からの活路を見出せるのなら、きっと可奈は、その努力を惜しまないと思う。


 これもまた、立派なジャッジメント。……少なくとも僕は、そう思う。



 そして春は、新たな出会いの予感。

 ……そう綴っていた。お久しぶりな葉月ちゃんのポエム。なぜなら御本人が、その中の一人となるから。まずは小春日和も、もうすぐな季節……今再びな連載。


 ならば、可奈との共同作業も考慮の中へ。お星様が大好きな可奈の『銀河通信』の中で連載する。タイトル等の詳細は、まだ練っている途上だけど……そう遠くはなくて。


 四月の新学期を目途に、

 お昼休みでの放送を希望する『銀河企画』の、その中に於いての、葉月ちゃんのセカンドシーズンのポエムを、朗読しようと企てている。そして、朗読するのは誰なのか?



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