第三五四回 繋がるもの。それは其々の端末。
――僕は、初めの頃はスマホだったけれど、本格的に執筆を始めてからはPC。
アカウントとかの設定は、……うんとね、詳しくないの。そこは
楽しそうに語る語る、僕のいない所で、せっちゃんに。
可奈にしてみたら武勇伝で、その『なりすまし』を巧みな技で追い詰め、確保。見事なるハッカーの腕前で……って、あっ、それ明かしちゃ駄目ダメ。今度は可奈がジャッジメントによって確保されてしまうから。――なら、交換条件だね。
……生徒会。
可奈が生徒会の一員になることを薦めた。せっちゃんと学校は違うけれど、可奈には学園の……私立
断れば、ジャッジメント。
断らなければ、その能力を学園で発揮してほしいと。
せっちゃんだけに、切に願うのだ。
だからこその、羨む
ジャッジメントされる側が、ジャッジメントする側に転じて。
「じゃあ、あなたも覚えなさい。
私が手取り足取り教えてあげるから。でも覚悟して心してね。教育ママ直伝のスパルタでいくから」……って、可奈も教育ママの娘で、きっと似たような環境にいたのだろう。
「OK。……やっぱりそうだったのね。私は慣れっこだから。ともに
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