ゆら、ゆら、ゆらり


指先から滴る雫が海となり


ゆら、ゆら、ゆらり


水面には寂しがりの月が浮かび


ゆら、ゆら、ゆらり


孤独を手に入れた私は赤い華となり


ゆら、ゆら、ゆらり


あなたの蜜で仕立てたこの海に


ゆら、ゆら、ゆらり


浮かぶように眠らせて


ゆら、ゆら、ゆらり








#詩コン

#佳作受賞

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