『小さなお話し』 その29

やましん(テンパー)

『いやがらせさん』

『これは、いつものように、作者の妄想によるフィクションである。』




      🐦  🐶  🐈



裏政府エージェント

『ビー、ビビビ〰️〰️〰️‼️ カージンゴ5号に告ぐ‼️ やましんさんが散歩に出る。行く先を妨害し、いらいらさせ、精神を傷めてやれ!』


カージンゴ5号

『了解しましたあ。・・・・・くくくくく、さあ、やましんさん、遊ぼうよ❗』




  ・・・・・・・・・・・・🚶‍♂️ 



やましん

『おそらは、冬らしくうっとおしく、空気は寒い。ああ、まさに、なんという散歩日よりなことであろうか。おお、ろうばいがまだ咲いているなあ。』


 《やましん、ふらふらと、玄関を出る。》


 《ボケ、と、おそらをみつめる。》



やましん

『とくに、ユーフォーさんは、飛んでいない。ウィルスさんは、目に見えないが。あら、あらら、あれは、なんだ?』


 《たくさんの、からすさんたちが、上空に現れる。》


やましん

『からすさんのむれだ。たくさん、いるなあ。お山ではみるが、町中まで降りてきた、かあ❗あやややや。こっちにくる。』


 《からすさんたちが、やましんに向かって、急降下してくる。》


やましん

『おあ〰️〰️〰️☺️⁉️な、なんだ。』



 《ばらばらばらばらばらあ〰️〰️〰️〰️》


やましん

『いた、いたたたたたたた。うあ、空襲だ‼️ こりゃ、おまめさんだ。いたたたたた。こりゃたまらりません。逃げよう!』



 《やましん、逃げるが、カージンゴ5号たちは、追撃する。》



 《やましん、近所の軒下に、ようやく退避。》


やましん

『びっくりしたあ。なんだ、あれは、あ、帰ってゆくな。』


 《やましん、軒下から出て、歩き始める。》


やましん

『びっくりしたなあ。まさか、カラスさんに空襲されるとは思わなかった。ファフロツキー現象の正体は、やはり、これであったか。なんか、悪い事・・・したかなあ。『七つの子変奏曲』を、下手な笛で吹いたから、ちょっと、怒ったかしら。』



 《やましん、鉄道高架下の通路に入る。すると、横道から、セントバーナードさんを先頭に、10わん、にゃんたちが、さっそうと歩いて来る。


 《その口には、さまざまな、プラカードをくわえている。》


やましん

『びえ? な、なんだあ。う・・・うわあ。取り囲まれた。』


 《わん・にゃんたちは、やましんを取り囲みぐるぐると回ったのである!》



やましん

『うわあ・・・きみたち、なな、なに? なんて書いてるの?』



 《プラカードには、わんや、にゃんの、しっぽの模様や、足跡みたいなものが、いっぱい描かれている。はっきり言って、かわいい‼️》



やましん

『こまたなあ。わけわかんない。まあ、いいか、噛みつく気はなさそうだし、このまま、スーパーまで行ったら、どうするんだろう?』



 《ことなかれ主義のやましんであるから、そのまま歩き続けたのである。なんとも、異様な光景であった。》


 《そこに、空から、ばたばたと、降りてくるものがあった。》


やましん

『あらら、こなたは、はとさぶろくんではないか。』


はとさぶろ

『あい。こちら、はとさぶろでござる。やましんさん、お困りですか?』



 《やましんと、いっしょに、首を振り振り歩きながら、はとさぶろは言った。》


やましん

『ううん、まあ、困ってますよ。このこたち、なに? それに、これ、いたい、何と書いてるの?』


はとさぶろ

『ええと、聞きたいですか?』


やましん

『うん。』


はとさぶろ

『じゃあ、いいます。怒らないでください。『やましんくたばれ』『やましんはじをしれ。』『しね、やましん。』『しゃかいのごみ、やましん。廃棄せよ。』『地球から出て行け、あほ、やましん』『めざわりだやましん』『通行の妨げだ、やましん。』・・・・・です。』


やましん

『ぶ! なあ〰️んだ〰️☺️、職場で言われたのと、そう、違わないなあ。』


はとさぶろ

『あらら、たたかれなれしてますか。じゃあ、このままでいいですか?』


やましん

『いやあ、よくないなあ。かなり、ショックだもの。』


はとさぶろ

『いいでしょう、じゃあ、聞いて見ます。≪〇×▽◇αθβ12349876???>>>≫???』


わんにゃんたち

『わん、にゃ〰️、56789〇×▽◆β¥¥¥🍖🍗🌭!!』


やましん

『??????? なんだって?』


はとさぶろ

『カージンゴ5号から、三日分の食料提供で、頼まれたんだと。五日分出すなら、やめてやる、と言ってますが。』


やましん

『はあ?まあ、いいですよ。スーパーのでよかったら。わんにゃんフード買いましょう。その代わり、やましんの護衛してね。』


はとさぶろ

『伝えますね・・・¥¥¥¥¥ 🍗 🍗 〇〇▽?』


わんにゃんたち

『わん! にゃん! 〇!』


やましん

『なんか、わかったような気がする。』


わんにゃんたち

『⭕🌀📐🐈!!!』


はとさぶろ

『中には入れないので、ここで、ぶつを、まってると、いっています。』


やましん

『あいよ。』


 《やましん歩き始める。はとさぶろも、同行している。》


やましん

『あれ、あのでかいとりはなんだ?』



 《やましんが、上空をみあげつつ、言ったのである。》


はとさぶろ 

『あ、あれは、とんび重爆撃隊員です‼️たいへんだ‼️核攻撃だ‼️ やましんさん、隠れて‼️』  


やましん

『ななななななななな❔』



 《やましんと、はとさぶろ、高架橋の脚の反対側に隠れる。》



 {びか‼️ どわん‼️ ざあ〰️〰️〰️‼️}


 《砂ぼこりが、上がった。なにか、ちょっとだけ、熱を感じたのである。》


《おそるおそる、やましんがその方を見れば、舗装された地面から30センチほどの、キノコ雲が立ち上がっている‼️》


はとさぶろ

『なんと、きゃつら、核の使用に踏み切ったかあ‼️』



《やましんは、簡易放射線測定器をカバンから、取り出した。》



放射線測定器さん

『ぴー❗ ぴー❗ 通常より、やや、高い。人体に影響なし。低下中。』



はとさぶろ

『やましんさん、そんなの、持って歩いてるの?』


やましん

『何を、言ってる、はとさぶろくん。もはや、常識ですよ。』


はとさぶろ(つぶやく)

『む、裏政府の常識を、越えている。やましんさん恐るべし。』


やましん

『いまのは、いったいなに?』


はとさぶろ

『ぶ! だから、核爆弾です。裏政府が暗殺用に開発した『超小型核弾頭』です。ただし、いまのは、さらに威力を小さくした、『脅迫用弾頭』ですな。それでも、頭の真上から当たったら、ただでは済まないですが。目標をずらして、投下したようですな。』


やましん

『脅迫、って、なにを脅迫するの?』


はとさぶろ

『やましんさんが、ちくちくと、たのしく権力を揶揄するのがいやなのです。彼らは。ま、はとさぶろも、標的だったわけですがね。うらぎりもの、ですから。』


やましん

『裏政府って、なに?』


はとさぶろ

『オカルト界では、以前からささやかれてますが、誰も本気にはしてないです。実態は、『ノミ・スギ―星人』と『宇宙ゴキ』を中心とした、地球管理機関です。地球は、随分昔から、彼らの半占領状態でした。非常に巧妙に仕組まれた侵略です。『地球ゴキ』は、人知れず、侵略者と戦ってきたのです。』


やましん

『なんと、『G』は、地球の為に、戦ってきたとな?』


はとさぶろ

『そうです、恐竜時代から戦ってきました。『ごき』が、恐竜さんを、事実上指導していた時代もあったのです。体は大きいが、いまいち、能力が伸び悩みでしたから。』


やましん

『うそだろ?』


はとさぶろ

『うそではありません。今もそうです。『ごき一族』は、地球を必死に守って来ているのです。我ら、鳥族は、恐竜の血筋を引いておりますし。もし、人類がその気になれば、同盟も可能なのですが。まあ、無理ですよね。人類は、やがて、滅亡する運命です。』


やましん

『あっさりと、いいますなあ。』


はとさぶろ

『ぎゃははははは! まあ、このあとも、やましんさんにたいする、ちゃちないやがらせは、続きます。気を付けてくだサい。自助努力してください。じゃあ、また。』


やましん

『あららららああ! ここで、飛んでくのかい?・・・・あ、いちゃった。』



 そのごも、スーパーに到着するなり、買い物かごの長~~い列が、やましんに、つっこんできたり、どうしても、人の列に阻まれ、なかなか目的の売り場にたどり着けなかったり、カートを押して走り回る子供に、激突されそうになったり。


 いそがしい、売り場のおにいさんの、おしりに、突き飛ばされそうになったり・・・・・



 なかなか、はとさぶろの言うように、容易な買い物ではなかったのである!


 あの、わんにゃんたちも、とおせんぼして、待ってるに違いないし。



 やましんの人生は、なんとなく、あほっぽくも、いつも、おもしろく、大変なのであった。





  ********** 🕊  ???? >>><<<<<<< おしまい

















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『小さなお話し』 その29 やましん(テンパー) @yamashin-2

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