私は囚われの身、誰か助けて下さい!!

一ノ瀬 彩音

第1話 囚われている私

アリマス・ミーシャは悪い人に捕まっている。


捕まっているだけならいいけれど、労働もさせられているのでした。


アリマス・ミーシャは22歳でごく普通の民である。


しかし、アリマスの事を助けてくれる人は誰も来ない。


それでアリマスは近くにいる兵士に声をかけるのでした。


「すいません、もう動けません」


兵士はこう言います。


「動けないだと」


「はい」


「動け! 働け!」


「もう無理です」


「なら飯は抜きだな」


「それは困ります」


「なら動いて働け」


「はい」


私は動けない身体に無理をきかせて働いています。


誰か助けに来ないかなって祈っている。


その時でした。


近くにいた兵士が倒れているのです。


「貴方の事を助けに来ました」


「はい」


「私のお名前はクリミス・ミーミです。

単なる民です」


「ありがとうございます」


「さっ、一緒に脱出しましょう」


私とクリミスは脱出を試見ますが、兵士に囲まれて

逃げる事が出来ません。


そうするとクリミスは何かを地面に叩きつけると

煙が発生して私とクリミスはその場から逃げます。


しばらくして脱出に成功すると私とクリミスは

そのまま遠くまで逃げます。


「ここまで来れば平気です」


「本当にありがとうございます」


「気にしないで下さい」


「ありがとうございます」


「本当に気にしないで」


私はその場から町に帰ろうとしたら、いきなり刺されました。


「ごめんなさい」


「どうしてこんな事を」


「ごめんなさい」


私はクリミスによって剣で身体を貫かれているのでした。


私は剣で刺されているのでもちろん致命傷です。


意識が遠くなっていくと私は気絶します。


きっと私はクリミスによって殺されたのでしょう。


しかし、血は出ているものの、傷が深くありません。


どういう事なのかは知りませんが、もしかするとクリミスが

治療したのかもしれません。


本当にクリミスの行動には不思議に思います。


これで私は無事に悪い人から逃げる事も出来たので

よしとします。


私は囚われていましたが、クリミスによって助けられました。


本当に感謝しています。

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私は囚われの身、誰か助けて下さい!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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