第一部《創世記》
はじめに神は天と地を創造された。
(そうだったん? 「光あれ」が最初かと思ってたわ)
そして始まる6日間の
多分4日目が一番大変。昼と夜、季節や年がわかる
(時計かよ!)
神「俺様、星の名前全部言えるんだぜ。スゲーだろ」
(星が出てくるのはそれだけかよ! 星の立場低いな!)
「んー動物の世話めんどくせーな。
「オマエら
「そのへんの果物食っていいぞ。ただし
(中略)
「テメー、オレは
アダム「つ、
エバ「へ、ヘビ(*2)が食べていいって...」
神「まずヘビ、オマエは手足なくしてにょろにょろしとけや。あと
神「
(コレが、西洋において男性が女性を支配する根拠に長いことなってたようだ)
アダム「あの、オレは?」
神「
(地面と動物はとんだとばっちりである。すごい贔屓(ひいき)を見た)
「とにかく、さっさと出てけ!」
...
「ふー
(中略)
「あー、
「ただ、
ザバーン。すべて洪水で押し流されました。(ここは有名)
(中略)
「
(中略)
「んー
「我が力を貸してやろう。オマエの子孫が星の数ほど増えるように、これからオマエは『
「ただし
「そしたら、子孫を繁栄させたるわ。頑張って
(中略)
「おい、その女は何だ」「妹です」
妹と聞いて、『
神「おっとそこまでだ。人妻に手を出すのはご法度だな。払うもん払ってもらうか」
王「い、妹だったのでは……」
疫病でバタバタ死ぬ王国の民。(いや罰は民じゃなく王にしろよ)
王「ひ、ひー勘弁してください。なんでも払いますから」
美人局(つつもたせ)成功(一回目)。
(中略)
また
「おい、その女は何だ」「妹です」
妹と聞いて、『
神「おっとそこまでだ。人妻に手を出すのはご法度だな。払うもん払ってもらうか」
王「まだ色目すら使ってませんが……」
神「今回は、手を出す前に忠告させてもらった」
王「い、妹だったのでは……」
『
神「王妃も王女も侍女も召使も、王宮内の女という女は子を産めなくしてある。払うもん払ったら呪いを解除してやろう」
王「ひ、ひー勘弁してください。なんでも払いますから」
美人局成功(二回目)。
(中略)
時がたち、『
また
「おい、その女は何だ」「妹です」
妹と聞いて、しかし興味を持たない
「他国の王から聞いてるぞ。私と王妃の仲は良好でな。貴様の妻には絶対に手を出さない。絶対にだ」
美人局失敗(三回目)。
(中略)
そして『
「え、オマエ、オレ様見て死んでないの? よっしゃマブダチな。『
(え、普通は死ぬのかよ。『子孫を繁栄させる』っといて、死んでたらどうするつもりだったんだ?)
(中略)
補足
*1)善悪の実
「知恵の実」という言い方もされますが、どちらが正しいのかわかりません。どう訳すかで、訳者の思想、読者の印象が変わります。
*2) ヘビ
当時のユダヤ教解釈では「そりゃヘビに咬まれたら踏み潰すだろ」(ユダヤ人歴史家 ヨセフス)
キリスト教解釈では、このヘビは悪魔
個人的にはこじつけすぎだと思う。なお旧約には「反対者」は出てきますが、「悪魔」は出てきません。
SF解釈では、主神の奴隷にされてる人類を憐(あわ)れんで、一部の神が知恵を授けた、となります。初出は知りませんが、ギリシャ神話では、人類を憐れんで火を与えたプロメテウスが主神ゼウスに罰せられるので、その辺りか。
ネタバレになるので名は出しませんが、王道ファンタジーかと思ったら最後SFで、人類を助ける神と思ってたのがヘビ相当の宇宙人、モンスター(ここでいうトゲトゲ植物)生みだしたラスボスが主神相当の宇宙人、てのがありました。
*3) 兄妹
旧約聖書を記述しているヘブライ語では、兄妹・義兄妹・
*4) 神
キリスト教では「み使い」「天使」と訳されてますが、原文では神と同じ語。いっぱい神が出てきて、神々の会議とかもあります。一神教というより一心教(オレ様だけを一心に愛せ)。
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