『小さなお話し』 その28

やましん(テンパー)

『エレベーター』

『これは、作者の妄想による、異世界における

お話しで、ある。』





アナ 『こちら、TJCN(てんごく&じごくネットワーク)です。世界のてんごくとじごくのみなさまにお伝えしています。』



音声 『ピンポーン‼️ ブレイキングニュース‼️』


アナ『ブレイキンクニュースです。てんごくとじごく間をむすぶ、高速エレベーターが開通しました❗てんごく省とじごく省が、共同開発していましたが、ついに開通したのです。現場の、ダイ・ハーダー記者です。』


ダイ 『はい、こちら、じごく側のエレベーターフロアです。すでに、大勢の死人が集まっています。記念式典が、開かれます。』


アナ 『だれでも、乗れるのですか?』


ダイ 『いいえ、利用料金がかかります。おひとりさま、一億ジゴクドリムです。てんごくドリムでは、150です。』


アナ 『それは、高いな。並天使の1000年分の給与より1000……ばい、くらい、ですね。しかし、てんごくからは、やすいな。』


ダイ 『まあ、利用者の性格による、妥当な価格格差であると、両省は言っています。てんごくの人口が、過密状態なため、じごくへの移住を進める、計画の一環です。すでに、移住用住宅も、1000戸分、完成したとのことです。神様と、閻魔さま、魔王さまの肝いりなので、半日あまりで、完成したらしいです。ただし、まだ、試験段階です。うわさでは、現世の施設に途中、相乗りしたらしいです。』


アナ 『はあ? では、だれが、最初に、乗るのですか?』


ダイ 『各民族の古い英雄さんたちです。アーダムさんイヴーさん一家、ノーアさん一族、ワイナイモイネンさん、イザナミー、イーザーナギ一家、ヴォータタンさん一族、など。』


アナ 『料金とるんですか?』


ダイ 『いえ、彼らは、招待客なんです。なにせ、………』


アナ 『は?』


ダイ 『なにせ、ちゃーんと動くか、少し、怪しいらしいという、情報も、あります。』


アナ 『はー? なんだ、そりゃ?』


ダイ 『あ、招待客が、じごく側から乗り込みました。手をふっています。出発です。てんごくまでは、1分しか、かからないとか。あ、ドアが閉まります。歴史的瞬間です。』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



地球ケーブルテレビ・アナ


『大事件です。詳細はまだ、わかりませんが、このたび完成し、まだ、試験段階の宇宙エレベーターが、誤作動したらしいです。しかし、たくさん、乗客が、乗っているということであります。いったい、どこから、乗ったのか。まったく、謎です。自分は、ノーアであると、主張していたりも、するらしい。現地の、ドナ、リポーター、いかがですか?』


『はい、ドナです。


 宇宙エレベーターセンターは、混乱状態です。なにがあったのか?』………………



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


       


   やはり、おしまい





 

 

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『小さなお話し』 その28 やましん(テンパー) @yamashin-2

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