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神崎護…哀しみと憎しみの目。


多分、私も同じ目をしていたと思う。


神崎護…ドライバーを放り出し、反対方向へ駆け出した。


私…どうやってアパートに帰ったかすら分からない。


私の幸せは何?…お金…?


お金で神崎パパを取り戻せる?…無理。


幸せって何?


バッグの中に放り込んだ札束…取り出した。


神崎パパは私を買い、私はお金を手にする。


それで幸せだった。


多分私は、間違った幸せを望んでた。


神崎護と私の目が合った時に、同じ目じゃなければ…。


神崎護は私の願いを聞いてくれた。


今度は私が神崎護の願いを叶える番。

…そして私の幸せを叶える。


私は、机の中にしまってあるカッターを取り出した。


幸せって何?


…fin…

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