前のエピソード――2018年7月19日(木)

「よ！最近どー？音沙汰ないけど、生きてる？」

「久しぶり！ごめん返事できなくて😔色々忙しくて。あと、スマホ新しいのにしたら、その…よくわからなくなっちゃって😅」

「本当久しぶりだね。私はちょっと韓国に行ったぐらいかなー🤔」

「おー！生きてるならよかった。」

「さては彼氏でもできた？😏」

「ははっ、彼氏なんて、君と初めて話した時からいるよ😏」

「え、マジ⁉︎😲😲」

「言えよ🙄」

「きけよ🙄」

「笑」

「そっちは？」

「俺はねー、スペインに行ってきた。」

「キレイだったなー、みんな。」

「お！ってことは、セニョリータとお楽しみはあったの？😏」

「素敵じゃん！ヨーロッパの女の子と一晩限りの、デート。あっという間に朝になっちゃって、とってもドキドキして☺️でも、俺は帰らなきゃ。みたいな？実は彼女の部屋がめちゃくちゃ汚いって気付いちゃう前に。実は彼女が、クソほど行儀や作法にうるさい、驚く程退屈な女だって気付いちゃう前に。実は彼女とは、音楽の趣味も映画の趣味もまったく合わないって気付いちゃう前に。」

「ははっ、前にスペインの女となんかあったの？😅」

「なんもなかったんだ。大学の友達二人と行ったんだけど、二人ともすっげー退屈な奴らでさ。ナンパもなんも挑戦しない。ただ、ビールを部屋で飲んでるだけ。」

「俺はね、女の子に声かけたんだ。だけど、あいつらが、行きに乗ってきたエコノミーみたいに靴下のニオイを充満させて、モノポリーやって永遠酒飲んでるだけで、部屋から出てってくれないの。だから俺は、結局そのコと意味不明な場所で酔い潰れて終わり。意味不明なクスリまで呑んで。まぁだから、あっという間に朝になったのは当たってるかな笑」

「ははっ、まぁ、それもそれで楽しい思い出じゃん😅」

「そうかな？1ダースのコンドーム持ってって、1ダースのコンドームそのまま持って帰ってきたんだよ？めっちゃ恥ずかしかったよ税関で。スーツケース開けられたら、絶対終わりだろ？お前！1ダース丸々持って帰ってきてんじゃん！って🙄」

「密輸する人の気持ちが少し分かったよ、まったく。」

「君ってばかだねぇ、本当😂」