☆ 2018年11月15日(木)

「終わった。言っちゃった。君に止められてたのに。ふられた。エミリーに。彼女、どっかいっちゃった。」

「もークソッタレだ。黙示録だ。第三次世界大戦だ。」

「生きてる気がしない。」


「バカ!私止めたでしょ!私、クソ言ったでしょ!」

「で、何て言ったの?具体的に。」


「うん。けど、納得できなくて。」

「怒鳴っちゃった。俺達のこの関係はなんだ?って。他の男がいるのか?って。セックス狂いのニンフォなのか?って。」

「そしたら、またそれ?私もうその態度にクソ嫌気さしてんだけどって彼女が言った。」

「しかも、今日気付いたけど、昨日は、彼女の誕生日だったっぽい。」


「うそでしょ… あぁ、本当に残念に思うよ、私のいとこ。でも…うん、それはもう、私も終わりだと思うな。」

「電話する?」

「その、私はここにいて、君と話してあげるられるから。君がそうしたいなら…」


「ありがとう。でも、今電話したら、多分クソ泣いちゃう。上手く喋れないと思う。」


「そっか。」

「大丈夫だよ。全部よくなるから。そのうち楽になるから。」

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