温度

 あんなに仲が良かったのに

 君はもう僕に無関心

 どんな話をしたって

 君はどんどん離れていく


 急速に失われる温度

 語りかけても

 君はうわの空


 君の中には

 別の誰か


 僕はもう

 君にはつまらない存在


 そういえば

 なんで君と付き合えたのだろう


 君に貸した

 パジャマ代わりのTシャツ


 君が畳んだ形のまま

 サイドテーブルに

 置かれたまま


 君に似合うのは華やかな舞台

 かたわらにいるのは

 僕じゃないことだけは

 たしかだ



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