第6章 猫の四季(秋)
第1話 猫あるある
台風一過の朝、ミーみゃんは私をバス乗り場近くの芝生広場で待っていた。
ミーみゃんと私は合流すると、いっしょにベンチまで移動した。
その間ず〜っとミーみゃんは、大きな声で鳴きまくる。目立ってちょっと恥ずかしい。
「ミーみゃん、もうちょっと小さい声で鳴いてよ〜。それか、ベンチで待ってて」
ミーみゃんに新たなケガはなく、相変わらず元気いっぱい。
ミーみゃんが私の膝に乗ってふみふみしていると、食べ物を持った人がベンチに座った。
そのとたん、ミーみゃんの視線がその人の食べ物に集中した。
そして引き寄せられるように、ミーみゃんが食べ物に向かって突進し始めた。
びっくりした食べ物の持ち主は、立ち上がってミーみゃんから食べ物を守った。
猫あるあるだ。猫のお鼻は敏感だからね。猫っておもしろい。かわいい。最高!
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