第6話 キジトラ猫は幸せ?
「ミーがケガをしている」と、猫友が教えてくれた。
キジトラ猫の右後ろ脚の傷は、見るからに痛そうだ。(化膿しないで、早くカサブタになって——)
キジトラ猫はしっかり歩ける・意識もはっきり・ケガした脚でかきかきもできる。
この辺りはライバルが多いのか? それとも、強敵がいるのか?
キジトラ猫はいつものように、ポーカーフェイスをしているけれど——。
私はふと「外猫の世界は楽しいの? 生き辛いの? みゃんこは幸せ?」と、聞いてみたくなった。
昼休み、キジトラ猫はいなかった。傷の集中治療のために、静かで涼しいところへ移動したようだ。
私が帰る前、キジトラ猫はベンチに戻って来ていた。猫の脚の傷は、だいぶ乾いてきた。(みゃんこ、しっかり!)
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