赤根凛空 曇天(ゲーマーズ様SS)のあとがき
赤根凛空。
高校二年生。
男子。
大迫祐樹、月摘知海の友人。
自分を特別だと確信している人間。
彼、投稿した時から設定がほぼ変わっていない数少ないキャラクターの一人なんですよ。
それだけに思い入れも結構あるキャラクターですね。
イケメンで運動がめちゃくちゃできて、勉強も完璧、その上人当たりもいい。
そして、それらを才能ではなく努力で達成していると自負する人間。
現実世界でいればとっても主人公っぽいけど、メタ的に言えば物語ではなかなか主人公にはならないキャラとも言えますね。
大迫が凡庸であるために、特別が与えられた彼。
元々、物語的な役割が先にあったキャラクター(本作のキャラはほぼ全員そうなのですが、彼は特に)なのでかなりスムーズに色々と決まっていきましたね。
ただ、実際、作中の動きとしては投稿したものとはかなり違いまして、投稿原稿ではもっと孤高と言いますか、「ひとりでできるもん」みたいな子だったんですよね。
それを改稿するにあたって、ああいう形の話になりました。
個人的にはこの赤根の方が気に入っているので、ああいう話にしてよかったなぁと思っています。
ただ、実際どうなんでしょうね?
「できるまでやらないから凡人」なんてできる側の人間から言われたら私なら心折れちゃいますね。
『才悩人応援歌』ってBUMP OF CHICKENの歌が好きなんですよ。
赤根を書いている間その歌に出てくる「将来有望才能人」のイメージがずっとありました。
彼からすると私も怠けている側の人間なのかもしれません。
ちなみに本編では全く触れていませんが、彼の父はジムのトレーナーをしている設定です。彼の運動神経は父親譲りって部分もあるのでしょうね。
特典SSの曇天はそんな彼の中学生時代の話。
完璧超人の赤根も一応人間でして、なぜ彼が大迫を友人として扱うのかの理由の補強になればと思って書いたSSとなります。
淡々としてますが、赤根としてはかなりショックだったと思うんですよ、アレ。
あとは、「彼女」との関係への微妙な布石とかおまけ程度に入れてます。
まぁ、比較的ダメージの少ないSSになったと思います(そんなまとめ方ある?)。
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