No. 22 私の眠り姫
ふるえるまつげのその影は、
さざめく森の
瑞々しいその唇に、
そっと赤い果実を並べれば、
眠るあなたは咲き乱れる花のような吐息をこぼし
風に揺れる幼い双葉のようにその身をふるわせた。
ああ、清らかで、誰よりもみだらな私のあなた。
この腕に深く深く抱きこんで、
今その夢にしのびこもう。
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