胸に来ます。
一瞬でも確かな恋心の芽生えと、ほんの昨日妻になった立場が鬩ぎ合うところを頂点に、日常へと鎮まって行くのが幻想から現へ帰ることと重なって訴えて来るようです。
そこで安産守りを渡されるのは何ともやり切れない思いでしょうね。残りたい、と口にすることも諦めざるを得ないシチュエーション。
作者からの返信
誰とも恋愛をしないまま、お見合い結婚をした友人が「私の人生なんだったんだろう」と言っていたことを思い出して書きました。ちなみに、結婚式の日に初めて夫の顔を見たというパートのおばさんとか、花江と同じような派手な披露宴をした派遣社員さんとかの実話のミックスです。
切なさややりきれなさを感じていただけてうれしいです。ありがとうございます。
私の母も、見合い結婚で、一度顔を見ただけで嫁いできたと言っていました。
青春時代は、戦争真っただ中で、男の人と並んで歩くことも許されない時代だったと言っていました。
そんな時代を生きた人が実際にいるんですよね。
そんな中での花江さんの、淡い淡い恋心が切ないです。
作者からの返信
のこちゃん
たくさん読んでいただき、お星様、素敵なレビューまでありがとうございます(≧∀≦)
この作品、しばらく埋もれていたので、掘り返してもらって凄く嬉しいです。感謝感激雨あられ。本当にありがとうございますm(_ _)m
のこちゃんのお母さんも!昔の人はそういうのが多かったですよね。