本当の終話 また会える日まで、さようなら。 (後日談)
…僕は…なんだろう。
何でもかんでも求めすぎるその性格こそ、悪に染まりやすい。
だから僕と言う悪が生まれたんだ。
だが、死を求めたことにより2度目の人生と愛する妻、友情などの得たものがある。
…たまには求めるのもいいのかもしれない。
…今回はセルリアンの殲滅という目的を求めすぎて死んでしまった。
だが、それにより得たものがある。…それは先見、思いやり、そして絆。
先に物事を予想しておくことは大切。
相手を思いやって行動することも大切。
…そして絆を作り仲間と協力することも大切。
この世界に不要なものなど無いのだ。
例えゴミであっても、使い道は山ほどある。
仲が悪い人と会ったとしても友情が作れる機会はある。
だから…すぐに諦めないで。
戦闘で負けそうになったとしても信じれば勝機はある。
諦めた時こそ、本当の負け。
…このことをあの人たちは教えてくれたんだ。
成り行きであの世界に飛んで彼らに会って、女王と戦って…本当にいい経験をさせてもらった。
四神のみんなとセーバルさん、そして…彼らにはとてつもない恩ができてしまった。その恩を返そうにも、返せない。
四神のみんなはもう異次元にワープはさせてくれないだろう。
だから…この恩はセルリアン事件の解決で恩を変えそうと思う。
四神のみんなは異世界に行って力をつけてくるように、とは言ってたけど…僕はそうじゃないと改めて思う。
僕は元から心は弱い。
説得などは本当に苦手である。
だけどそんな心の弱さをみんなは知らぬ時に改善してくれた。
僕が強いフレンズになるためにみんなは自身では知らぬ時に協力してくれたんだ。
…何でもかんでも1人で背負ってはいけない。
誰かと協力すればそれだけ成果が出る。
…いい体験をさせてもらった。
また会いたいと思う。
その時は騒動が無いときに、楽しいことをやりたい。
また会えるといいですね。
僕は強く生きます。
人であることを忘れずに、強く生きます。
誰かを決して傷つけないように、強く生きます。
だから…
また会える日まで、さようなら。
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