とりあえず、『逃げる』のは疲れたー!
う~ん、どうしよう‥‥‥‥‥‥‥。
私は、いい加減逃げなくてもいい方法はないかなと思っていた。
そもそも、私はなんで追われてるの!?
とか思ったんだけどね、無駄だなと思って‥‥‥‥‥‥‥。
というか、私は一応魔王だし、入学式のとき新入生代表だったしそういうことだと私は勝手に思ってるからなぁ~。
そんなことは今、関係ないんだよー!!
て、なんで気づくとどうでもいいこと考えだしてるんだろー!!
もう、私は本当にやる気あるのー!?
と、そんなことじゃなくて、どうにか逃げなくてもいいようにするにはどうすればいいんだろう‥‥‥‥‥‥‥。
「マオちゃん、どうかしましたの?先程から考え込んでいるように見えましたの。もしあれでしたら、相談してくださいな」
そんな、なんかいつもよりも頼りに、なる、ことを‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
「て、たぶん、あなたのせいだよー!!いや、絶対あなたのせいだよー!!」
「えっ、えっ!な、なんですの!?急にどうしたんですの!」
「はぁ‥‥‥‥‥」
そう、ため息をつきながら、『もう、過ぎた話なんだし、仕方ないかぁ~。』と思うことにした。
そして、そもそも、たぶんロノアのせいなんだからと、一人で考えてるのがバカらしく思えてきて、ロノアにも考えてもらおうと思ったのだった。
私はロノアにそのことについて話すと、
「そう、ですわね.............。自業自得だと思いますわ。私のせいではないと思いますの。マオちゃんがいけないと思いますわ」
「ねぇ、ロノア?“素直な感想”『ありがとう』。それで?何か策はあるの?」
私は、感情が爆発しそうな今の気持ちを、ギリギリのところで抑えながらそう言った。
「え、いや、その、そうですわね。私も少しは、いや、普通に悪かったかも、悪かったですわね。そう思うとそんな気がしてきましたわ。と、特には思い付きませんわ」
何かを感じたのか、何か思うところがあったのか、私が何も言ったわけじゃないのにそんなことを言い出した。
いや、別に私はいいんだけとね!別にいいんだけどね!!
「でも、本当にどうしよう...........。まだ、入学してからそんなに日も経ってないんだよね..........。それなのにどうしてこうなっ、て、、、、、あっー!」
思い付いた!そうだ、そうだこうしよう!
てか、ロノアが悪いんだからね!
「ね、ねぇ、ロノア」
「な、なんですの...........?」
「いいよね?ロノアも悪いんだからね?責任とってね」
「な、なにを、するんですの?なにをさせるんですの?」
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