やっぱり、逃げようかな?6

その後、結局普通に渡した。『インクプス』も、


『すいません、すいません、すいません、本当にすいませんでしたー!!わかりました。今度こそ本当になにもしませんから!!だからお願いですよ!!ちょっとその紙を見るだけですから!!』


と、そんなことを言うので、


『それじゃ、もしそれが嘘だったら、ね!』


私がそう言うと、なんか急に真剣な表情になって、


『それは、できない。』


そう言った。すかさず、


『交代!!』


私はそう叫んだ、、、


と、そんなこんながあったけれど、その後ちゃんと渡した。

 そして、『インクプス』はそれを読み終えたのか、私の方をみた。


「そうですね、、、これは間違いなく、農林水産大臣からのものでしょう。それにしても、確かには問題ですね。それで魔王様、どうするのですか?この後のスケジュールでしたら、特にはありませんが、、、」


「う~ん。それじゃ、とりあえずその現状を見に行こうかな。盗難問題だし、どうにかしなくちゃいけないしね♪」

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