やっぱり、逃げようかな?2

「えっ?あっ、うん。これなんだけど、、、」


そう言って、私は『インクプス』から渡された「紙きれ」を、そのまま突き返す。

 いや、実際はそんな感じじゃないんだけどね?なんというか、私も『女の子』だからさ!その、『インクプス(インキュバス)』に近づくのも、近づかれるのも無理というかなんというか、、、

 とにかく、できるだけいたいの!!だから、その、別にね?そのつもりがあったわけじゃないんだよ?

 でも、その、なっちゃったというか、、、

そういうことなの!!

 と、一人、少しになっちゃったことに弁明してると、


「す、すいません!!わた、私のミスです!!その、調査が魔王様が目を覚まされる少し前に、行われたのですが、その、そのことについての紙でして、本当にすいません!!ま、間違えてしまい、本当に申し訳ありません!!」


「えっ?あっ?うん。そ、それで、私はどうすればいいの?」

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