私、『魔王』じゃないって言ってるでしょ!5

「な、なんで追いかけてくるのよ!!」


「そんなの、『魔王様』が『魔王』だからに決まってます~!それに、私だって『命』がかかってるんです~!」


「だから、私は『魔王』じゃないんだってば!!私はただの『魔人』の女の子なんだってばー!」


本当に、私は『魔王』じゃないのに!!

そうして、走って逃げていると、


「いてて、、、」


誰かにぶつかっちゃった♪

て、そういう問題じゃないよ!!


「だ、大丈夫?」


「す、すいません『』!!どうか、お許しください!!」


えっ?今この子、なんて言ったの?今、私のことを『魔王様』って。


「ま、魔王様!!どうか、お待ちください!!」


その言葉に、私は『逃走』していたことを思い出す。

 だから、


「わた、私は『魔王』じゃないよ!!そ、それじゃあ!!」


そう言って、私が走り出そうとすると、


「そ、そこにいるのは『インプ』じゃないですか?魔王様を止めてください!!」


やばい!

今、一人が増えちゃいました♪

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