私、『魔王』じゃないって言ってるでしょ!(城で迷子です。)2

「あ、あの、魔王様?ど、どうしてこんな場所にいるのですか?」


「いや、だから私は『魔王』じゃないんだってば!!」


「いや、はい。それで、どうしてこんな場所に?」


「えっ?いや、その、ま、迷子になって、、、」


「えっ?ああ!そういうことでしたか。それでは、案内しましょうか?」


「えっ?いいの?」


「まあ、『魔王』なので。」


「だから、『魔王』じゃないんだってば!!」



「こちらが、普段食事をする場所になります。


そして、が外につながる道です。そして、あっちの道を行けば、最初の部屋につきますよ。」


「あ、ありがとう。」


「あの、先に言っておきますが、に逃走することなんて考えなえでくださいね?」


うん、なんか勘付かれてる気がする!!で、でも、でもでも、仕方ないよね?

 だって、だって、私『魔王』じゃないんだから!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る