夜明けの続唱歌
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序章
導入
澄んだ空に抱かれた
緩やかに流れる雲間からは時折、まばゆい
すべての終わりとはじまりの夜。
壁面には
音もなく歩み寄った
軽く咳払いをし、箱の側面にある鍵を、確かめるような仕草で開錠する。
薄い手袋を着けて慎重に取り出し、それを器具にかざして反応を見つめる。
彼の者の口もとには、かすかに
すべての終わりとはじまりの夜。
夜は、ただ静かに
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