第11話 蒼のことは愛してる

蒼は、出会った瞬間 必ず抱こうと決めていた。

一目惚れというやつだ。


他にも、可愛い女の子には、それはもうたくさん出会う。

しかし、一目惚れではない。

確かに好きになっているのだが、幸せに 誰かの1番になってほしいと、心の中からそう祈る。

誰かの恋人になるまで、好きでいようと、思う。

それまでは、心で繋がっていよう。


春ジャンと名付けた、固いライダース


春ちゃんのことを、好きだから手放せない。

しかし、俺が春ちゃんのことを抱くことは、例え相思相愛になってもないだろう。

1番になって欲しいから、しかし、恋をして処女を失ったって構わない。

春ちゃんがそう望むのならば、それが一番なのだから。

春ジャンに込めた思いは、単純に僕が春ちゃんを好きだということだ。


彼女が、春ちゃんが好きだった、バックナンバーやヒゲダンそしてエメ

みんな、僕も好きだ。

同じ時間に見てた、凪のお暇

心のベストワンだ。


どんな形でもいい、幸せになって欲しい。


僕はいつか、春ちゃんが誰かの彼女になっても、春ジャンは捨てないし、売らないし、あげない。


いつか、寂しいけれどただのライダースに戻るだろう。


なんか、もう春ジャンは、ただのライダースに戻った気もしている。


クリープハイプから、いのち短し恋せよ乙女

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