桃花源記

 偽教授美食杯参加作。

【ごくごく簡単なあらすじ】

 東晋の太元たいげんの頃、武陵ぶりょうに住むそうという漁師が、桃の花の咲く奇妙な土地へ迷い込むお話。

【雑記】

 東晋末~劉宋時代の文人陶淵明とうえんめいの「桃花源記」を題材に取って改変を加えたお話です(原点では漁師の名前は明かされてませんし美少年も出てきません。その他にも色々書き加えています)。「桃花源記」は「桃源郷」という成語の典拠として知られていますね。原典からかなり大胆な改変を加えてあるので心の広い方以外は非推奨な一本となっております(三国志と三国志演義、あるいはシラーの人質と太宰治の走れメロスのような関係だと思ってくだされ……)。

 美食ということで中国史の蘊蓄を挟みつつすっぽんやら熊掌ゆうしょうやらの高級食材を食しながら忘我悦楽の時を過ごす……みたいな作品を目指したのですが例によってオリキャラの美少年たちが目立ちすぎてお題からやや外れてしまった感はありました。

【終わりに】

 「桃源郷」のイメージは「こんな場所に私も辿り着きたい」というイメージが多分に入っているのであのような描写になってしまいました。僕も不老不死美少年が接待してくれる里に行ってみたいな……

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