巻末 DJミィの伝声魔法相談室(という名の大反省会)

「はいリスナーの皆さんこんにちは。DJミィの伝声魔法相談室の時間ですよ~」

「上のセリフは完全にコピペだけどね」

「うるさいな、ゲストのリナ」

「ところでどっちのリナで行く? リナ・コモンズ? それとも常坂ときさか璃奈りな?」

「さりげに宣伝せんでんしないでよ。リナの前世話はもう完結しているじゃん」

「いやぁ……番外編でもいいから続き出ないかな、って」

「期待しない方がいいと思うけど……これだって続編匂わせているけど、別の話書こうか悩んでいるっぽいし」

「いやいや、彩音っちのことだから、数年空けてまたしれっと更新する可能性も……」

「えぇ……今回も反省要素たっぷりだったのに、その自信は何?」

「反省要素? 勇者や転生者とかの主役級差し置いて、一介の娼婦という脇役視点の物語だってこと?」

「それが一番の反省点よね……魑魅魍魎ちみもうりょうとか跋扈ばっことか、元孤児の学のない女が知らないような単語を並べかけたから、投稿前にいちいち消して回らなきゃならなかったし」

「そっち? ……まあそれもか。なんで文字書きって、登場人物が知らなさそうな単語をいちいち書き出したがるんだろうね?」

「異世界だからって理由で誤魔化ごまかせるかも知れないけど、リアリティ出さないとかえって馬鹿にされちゃうのにね」

「ああ~馬鹿にされないように難しい漢字使ってて、かえって空回るタイプか」

「そう、そうならない為に結構気をつかってたのよ。あの作者様は」

「彩音っちも大変だねぇ~」

「というか……他にもあるの?」

「一人称視点」

「……物語の根幹こんかんを真っ向から否定してくるか、この女は」

「だってそのせいでワタシの活躍、半分以上カットされてるじゃん」

「それなんてまだマシだと思うけど……刺客の最後一人、一切描写されなかったじゃん」

「……あ、忘れてた」

「まあ確かに、一人称視点だと視野にも限界があるから、物語によっては向いてないかもね。……そもそもなんで、この物語はなし一人称視点だったの?」

「エロ話だから」

「……単純な理由」

「そこは『たんじゅんなりゆ~』とか、可愛かわいく言ってみれば?」

「だから宣伝しない。大体、私達いくつだと思ってるのよ?」

「そう言えば……いくつ?」

「あ。設定が、ない……」

「こら! 彩音っち!」

「……まあ、設定が薄いのも反省点よね」

「下手に時系列をはっきりさせて、物語に矛盾を発生させないように配慮しているってのもあるけど……簡単に言えば、話が固まらないってだけだしね~」

「だから次回作はもうちょっとマシな話を書いて……あ、リスナーからハガキが来た」

「だから時系列をはっきりさせろ彩音っち!」

「え~と……『私は一介の文字書きなのですが、更新頻度ひんどを変えようと考えています。ついでに感想受付も、以降は拒否しようか割と本気で悩んでいます。果たして私に才能がないのでしょうか。DJミィさん、どうか教えて下さい』」

「……彩音っちじゃん、これ」

「とりあえず……少し休んでから書きまくれ! 以上!」

「ワタシの方も続きよろしく~この際どっちでもいいから~」

「と言うわけで皆さん、今後も大陸世界『アクシリンシ』シリーズをよろしくお願いしま~す」

「エロ書くのか、はたまたシリーズとはまったく別の話書くのかは知らないけど、彩音っちの次回作にご期待下さい」

「ではまた~」




「……『Time Latency』の続きは?」

「まだ掛かるって~……三番目はもう書いている癖に、物語の矛盾が怖いとか結構ビビりだよね~」




 FIN……?

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