第117話 職業レベルの検証
ガチャスタート!
レアアイテム『身代わりのお守り』を獲得しました。
身代わりのお守り: 装備者が死亡した場合に身代わりとなり粉砕し、HP、MP、
状態異常、ケガを全回復するアイテム
すごいアイテムを獲得した。
これで保険ができ、安心して戦える。
あとでコピーを作ってみんなに渡しておこうと思う。
今日は、昨日マリーナ様にもらった加護の職業を検証しにメルモダンジョンに来た。
メルモに一気に100匹ほどゴブリンを召喚してもらった。
最初に選んだ職業の剣士の検証をしてみる。
剣士の最初のスキルは『スラッシュ』だった。
斬撃系のスキルである。
今まで抜刀術でしか飛ばせなかった斬撃が容易に飛ばせるようになった。
スラッシュを連発し、次々とゴブリンを切り刻んでいく。
全滅したところでステータスを確認。
*ステータス
職業: 剣士Lv.1
え?! レベアップしていない!
なんと適正レベル魔物でないと職業レベルを稼げないのだ。
現状、俺のレベルは300を超えている。
したがって、適正レベルの魔物が居ないのだ。
これは改善してもらわなくては!
急ぎ神殿に向かった。
マリーナ像は、本人を確認したので作りなおしている。
マリーナ像にチョコパンをお供えし祈った。
マリーナが降臨した。
「あら? スカイ様。どうかされましたか?」
「今、マリーナ様の加護を検証してきたのですが、ちょっと改善をお願いしようかと思いましてお呼びしました。」
「どのようなことでしょうか?」
「現状、適正レベルの魔物の討伐でないと職業レベルが上がらないようなのです。もう少し容易にしないと一生転職が出来ずに終わってしまうと思いまして。」
「そうですか。今は自身と同等レベルの魔物の討伐数を基準にレベルアップするようにしています。それでは、基礎身体レベルと同じように経験値でレベアップするように改善しておきますね。」
マリーナは、チョコパンをモグモグしながら帰って行った。
再度ダンジョンに行き、試し狩りをすることに。
今度はオークを100匹召喚してもらった。
結果、剣士Lv.3になった。
そして、新たなスキル『X斬り』を覚えた。
スラッシュを2連続で斬り、X印になる剣技だった。
その後もアオイに頼まれた肉を確保しつつ剣士レベルを上げていく。
ドラゴンを狩ったところで剣士レベルがMAXのLv.50となった。
剣技もスラッシュ、X斬り、切れ味UP、剣修理、集中力UP、間合い、見切り、
ダッシュ斬りを覚えた。
お待ちかねの転職だ。
職業をクリックしてみる。
すると、村人、商人、農民、鍛冶師、剣士、武道家、魔法使い、回復師、盗賊、
ソードマスターがあった。
剣士の上級職がソードマスターのようだ。
デフォルトが村人(無職)ということらしい。
なんか前世でやっていたRPGのようで楽しくなってきた。
個人的に職業はレベルMAXまで上げたいタイプなのだ。
次は魔法使いかな。
神殿に戻り、転職することにした。
なんか1日に何度もマリーナを呼び出すのは申し訳なく感じる。
「おや? 転職ですか? ちょっと簡単にしすぎてしまったかしら?」
「私だからだと思いますよ。普通の人では1日に何千頭も狩れないと思うので。」
「それは確かに異常ですね。それで何に転職されますか?」
「次は魔法使いでお願いします。それと転職の度にマリーナ様を呼び出すのは申し訳ない気がして。私に権限を譲渡していただけないでしょうか?」
「それは構いませんが。そうだ、スカイ様に私の使徒になってもらおうかしら?」
「メリーナ様が問題無ければ私は構いませんが。」
メリーナが血相を変えて現れた。
「ダメじゃ! スカイはわらわの使徒じゃ! スカイの料理は渡さんのじゃ!」
「まあまあ、ケーキでも食べてください。」
ショートケーキとチーズケーキを1ホールずつ出した。
女神2人が交換しつつ仲良く食べ始め、機嫌が直った。
それでメインがメリーナ、サブでマリーナの使徒ということで落ち着いた。
これからは俺の権限で転職が可能になった。
卒業生3人の転職も俺が行ってあげられる。
早速、魔法使いに転職した。
それからアオイに肉を渡してから家に帰った。
あと1カ月でアカネ、サンドラ、セーラが卒業する。
それまでに魔法使いと回復師もレベ上げしてアドバイスできるようにしておこうと思っている。
今日は疲れたので寝ることにした。
最近、嫁たちに2人目がほしいと言われているのだが、今日はごめんなさい。
おやすみなさい。
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