第49話 新居建設

今日から新居の建設を開始する

建築と言ってもスキルで作るので特に苦労することはない

どんな感じに作るか想像するのが大切だ

住人となるパーティメンバーの意見も大切だ

で、なんでここにマリアン姫がいるのだ?

婚約者なんだから一緒に住んで当然だろうと訳のわからん言い訳をする

そもそも婚約したつもりもないのだが

それは置いておいて、みんなの意見をまとめる


・みんなで寛げる大きなリビング

・みんなで入れる大きなお風呂

・広いキチンと食堂

・広いテラス

・3F建て

・地下室

・鍛冶工房

・家庭菜園

・プール、池

・果物畑

・高い壁と警備

・メイドさん


まず、地下室を土魔法で掘って壁を固めて作った

そこにはダンジョンコアを設置し、そこから地下ダンジョンを作る予定だ

その上に家を建築する


Housing起動!


あっという間に3F建ての豪邸が建った

大きな2枚扉の玄関を開けると広いフロアになっていて、正面に2Fに上がる階段がある。

左側にリビングがある。リビングの奥にキッチン&食堂という配置だ。

右側には応接室と客間とメイドたちの部屋とトイレを配置した。

階段の裏に大浴場がある。全員でも余裕で入れる銭湯クラスの浴室である。

ジャグジー、水風呂、サウナも作った。

2Fはパーティができる広さのテラスとメンバーの寝室を配置した。

メンバーやメイドが増えた場合も考え、部屋数は多めに作った

3Fは俺とシャナの部屋である。

半日で家が建ってしまった。


次に地下に行き、ダンジョンの設置を行った

ダンジョンマスターである俺はダンジョンの設定もできる

俺の作るダンジョンはトレーニングを目的としている


地下1F 洞窟エリア

 ・俺が倒した経験のある魔物を自由に召喚できる

 ・経験値とドロップアイテムが得られる

 ・致命傷のダメージを受けてもHP:1で復活する

 死の危険がなく、安全に戦闘経験とレベ上げを行えるエリアにしたい


地下2F 草原エリア

 ・気候を設定できる

 ・魔素の調整ができる

 ・農作物を栽培できる

 地下2Fは地球の野菜や果物を栽培できるエリアにしたい


地下3F 洞窟エリア

 ・鉱物を増産できる

 地下3Fは採掘エリアにしたい


ダンジョンの管理人代行としてピクシーのメルモを任命した

今後、メルモに指示し、ダンジョンを運営することにする


外に出て、鍛冶工房を建てた

馬小屋も作った。屋内屋外どちらで生活してもいいと伝えた。

敷地の周囲に壁を作り、門を設置した。

防御力UP、劣化防止、バリアを付与した。

部屋割りも決まったので、メイドさんを雇いに行くことにした。


メイドさんはやはり奴隷商店で買うのが一般的らしい

あまりいい気分ではないが、奴隷を買いに行くことにした

俺が幸福に導いてあげると考えることにした

そこで女神メリーナから神託が来た

転移者が奴隷に紛れているので助けてあげてほしいそうだ

それも日本人の転移者だというのでなおさらだ

急いで奴隷商店に向かった

メイドを探していると伝え、何人か紹介してもらった

1人目は、貴族の家で幼いころからメイドをしていた経験者だった。

メイド長として雇うことにした。

名前はサーシャ、22歳のヒューマンである。黒髪の綺麗なお姉さんだ。

2人目は、キッチン担当で街で食堂を経営していたシェフだ。

名前はスーザン、25歳の兎族獣人である。

ウサギ耳が若干タレ気味のお姉さんだ。髪は銀髪である。

メイド見習いとして双子の姉妹、ラムとレム、12歳、犬族獣人。

ラムがピンクで、レムが青髪だ。

サーシャとスーザンが100金貨、ラムとレムがそれぞれ50金貨で買った。

他の奴隷もざっと見せてもらうことにした

片っ端から鑑定をかけたが戦闘奴隷にはピンとくるものは居なかった

転移者もいなかった。性奴隷のなかにもいなかった。

最後に獣人の子供のエリアに来た。やっと見つけた。

足にケガをした狸族獣人の子供が転移者だった

しゃべれないらしい

金額を聞き、30金貨支払った。

5人を馬車に乗せ、我が家に帰った

馬車の中で奴隷として扱わないこと、給料を支払い雇うことを話した

我が家に着き、豪邸に驚いていた

リビングに姫がいることに驚き、俺が使徒であることにさらに驚いた

現状、侯爵であることも説明した


最後に狸さんの案件だ

まず、パーフェクトヒールでケガと声を治した。

しゃべれるようになったので、名前を聞いた

名前は小鳥遊 桜。前世は栄養士で料理が得意だったそうだ。

うまい和食が食えそうだ。サクラもキッチン担当をしてもらう。

現世での年は12歳で、栗色の髪である。

同じ日本からの転移者で話が合ってうれしい

しかも、同世代だったのでアニメの話も合う

出会えてよかった

サクラにも出会えてよかったと思われるように

これからの人生幸せにしてあげようと思った


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